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シヴァ神像・絹守護神像 2009年12月11日更新
| 【和:シヴァしんぞう・きぬしゅごしん】 |
| 【中:】 |
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彫刻・書画|>シヴァ神像・絹守護神像 |
シヴァしんぞう・きぬしゅごしん
ダンダン・ウィリク将来
一面
板桧
縦33.0 横20.2
6世紀頃
大英博物館蔵
ダンダン・ウィリクは,中国新疆ウイグル自治区,タリム盆地街道のオアシスであるホータン(于闐)の東北方にある仏教遺跡である。本板絵は,スタインが第一回の調査(1900~01)の折に第7号址から発見したものである。片面に三面四臂のシヴァ神,他の面にイラン風の衣服を着た四臂の人物が描かれている。シヴァ神は,天王,夜叉,天女の三つの顔を備え,四臂にそれぞれ日,月,宝珠,三股杵を執って,二牛の上に坐る。イランの貴人風の人物は,四臂に杯や機織の筬,梭などを持ち,花模様のクッションの上に坐っている。その姿は,第10号址発見の養蚕西漸伝説を描いた板絵,ペトロフスき-が同遺跡から発見し,現在エルミタージュ美術館に収蔵される板絵などに登場する四臂像とほぼ一致しており,絹または機織の守護神と考えられる。両面とも抑揚のない強い描線で描かれ,肉身にほとんど隈がみられないのが特徴である。 出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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