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携琴訪友図 2009年12月16日更新

携琴訪友図

【和:けいきんほうゆうず
【中:Xie qin fang you tu
明・清|彫刻・書画|>携琴訪友図

伝蔣嵩筆
  ー幅
絹本墨画淡彩
縦148.5 横89.5
明時代(16世紀)
大英博物館蔵
Taking a qib to visit a friend
 高峻な山容を望む渓上の橋を一人の高進逸の士が琴を携える童子を従えて歩んでいく。この山水図は嘗て表具上に題されている様に北宋時代の著名な山水画家許道寧の作とされたことがあったが,その画風は明らかに同時代の浙派の特色を示している。図上の左上角に画絹の欠失画あり,おそらくこの筒所に画家の款印があったと思われる。近年,本図の筆者を16世紀初めを活躍期とする浙派後期の画家である蔣嵩とする説が提唱されているっ蔣嵩は金陵(南京)の人で号を三松,徂来山人といった。明初の永楽年間(1403~24)に大医院判となり歿後大医院使を追贈され恭靖と諡された蔣用文(1351~1424)の後裔で蔣家は医学詩文をもって知られたという。蔣嵩は生涯を在野ですごしたが,戴進以後の浙派を大きく変容させた金陵の呉偉に学んで墨気豊かな山水画を描いた。明末の文人達より狂態邪学派の一人として酷評されたが,蔣嵩画には湿潤な大気の光の明暗に対する独自の感性がみられる。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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