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倣李成寒林図 2009年12月16日更新

倣李成寒林図

【和:ほうりせいかんりんず
【中:Fang li cheng han lin tu
明・清|彫刻・書画|>倣李成寒林図

文徴明筆 一幅
紙本墨画
縦90.9 横31.0 明時代 嘉靖二十一年・(1542)
大英博物館蔵
wintry trees after Li Cheng. 文徴明(1470~1559)は江蘇省蘇州の人。初名を璧,宇を徴明といったが,字が通行したためさらに徴仲と字した。衡山,停雲生などと号した。詩文を呉寛に,書を李応禎に,画を沈周に学んで若くして三絶と称賛されたが,科挙の試験には何度も失敗を重ね終に合格しなかった。 54歳で歳貢生となり北京に赴き翰林特詔を授かり武宗実録の編纂にたずさわったが57歳で帰郷の途につき,翌年邸内に玉磬山房を築いて隠逸生活を送った。高潔温厚な人柄で周辺には祝允光明,唐寅をけじめ子の文彭,文嘉,甥の文伯仁,門下の陳淳,銭穀,陸治,周天球など多才な文人が参集し文徴明は蘇州の芸苑の中心人物として重きをなした。本図は自識より嘉靖21年(1542),73歳の作で五代北宗の李成に倣った寒林図であるが,白描風の極めて細緻な筆致は文徴明画の特色の一つである清雅さをよく示すものといえる。明末の張孝思,清初の卞永誉の収蔵を経て清朝の乾隆帝のコレクションとなった由緒をもつ。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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