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玉壁 2009年12月18日更新
一個
高2.2 径22.2
商時代(紀元前13~11世紀)
Jade bi.
まだらに灰色のすじがはいる白色の玉製。中央の孔の縁には高さ2.2cmの突起がつく。肉の部分には,表裏ともに数本の細線で1組となる同心円文を2組めぐらしている。河南省安陽市の殷虚5号(婦好)墓(商時代後期)からも,孔縁に突起をもち,細線による同心円文をめぐらす玉璧が出土しているので,本品の年代もこの頃と考えられようか。
『爾雅』釈器には,「肉倍好,謂之璧,好倍肉,謂之瑗,肉好若一,謂之環(肉は孔(好)の倍あるものを璧といい,孔が肉の倍あるものを瑗といい,肉と孔が同じものを環という)とあるので,璧は肉の幅が孔の2倍あるものをいう。そして,孔縁に突起がつくものとつかないものがある。商周時代においては社会的身分や使者のしるし,祭祀などに用いられたとみられる。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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