金銀錯獣首形飾金具　2009年12月23日更新

一個 長17.5　幅21.5
東周時代(紀元前４～３世紀)
Bronze ornament in the shape of an animal's
大英博物館蔵
　後から木製の棒を挿し込むようになっており，それを留めるための方形の孔が開いている。金･銀で装飾され，眼にはガラスが嵌め込まれている。河南省洛陽金村古墓の車馬坑(馬車と馬を墓の近くに陪葬した穴)から出土したと伝えられ，同時に出土したと言われる同種の獣首が,米国のフリアー･ギャラリーに所蔵されている。東周時代には，青銅器を金･銀の象嵌やメッキによって装飾することが盛んに行なわれた。この例はその技術の粋を示している。このような獣首形の飾金具は，馬車の轅の端を飾ったものと考えられる。河南省輝県琉璃閣の趙固１号墓･固囲村１号墓，淮陽県馬鞍冢で類品が発掘されている。出所：大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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