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七宝花唐草文長頸瓶 2009年12月26日更新
【和:しっぽうはなからくさもんちょうけいへい】 |
【中:Qi bao hua tang cao wen chang jing ping】 |
明・清|陶磁器|>七宝花唐草文長頸瓶 |
「大明景泰年製」銘 一ロ
高27.5
明時代 景泰年間(1450~1456)
Cloisonne bottle with pear-shaped body with floral scroll design.
大英博物館蔵
姿の良い長頸の瓶で,頸の中ほどにまるみのある節をつくり,口部と台部の形にも工夫を加えてある。頸の節の上下に蕉葉文,胴には唐花唐草文が三段にあらわしてあるが,花はすべて細部に変化をつけ,また蕾を加えたりしてある。のびやかな,変化に富んだ唐草である。彩料は地が碧青色,文様には赤・白・黄・青・藍の色を巧みに使い,界線には鍍金が施してある。七宝の手法は非常に丁寧で手ぎわがよく,完成された趣きがある。底裏に「大明景泰年製」の銘が彫りつけられているが,明の景泰年間はすぐれた七宝が作られた時期として名高く,七宝に「景泰藍」の別称があるのはそのためである。この銘の真偽はたやすくはきめにくいが,この瓶は稀にみるみごとな作調によって,明時代初期の七宝の典型作といえるものてある。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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