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七宝草花文 2009年12月26日更新
【和:しっぽうそうかもんごうす】 |
【中:Qi bao cao hua wen he zi】 |
明・清|陶磁器|>七宝草花文合子 |
一合
高8.8 径15.5
明時代(15世紀)
Round cloisonne box and cover with flow ering plant design.
大英博物館蔵
蓋の中央に雲形の花弁をもつ奇抜な草花を大きくあらわし,その周囲にいわゆるパルメット状の小さな葉文をいくつも飾り,周縁には金色の太めの蔓唐草がめぐらしてある。蓋の側部には小ぶりの花をもつ唐花唐草文,身の側部には変化に富んだ大ぶりの花をもつ唐花唐草文があらわされている。文様の界線はすべて鍍金を施してあり,地には碧青色,文様には黄・白・藍・赤の彩料が丁寧に焼きつけてあって,総体よく整った,しかも華やかな意匠にしあげられている。そこには明時代の七宝のひとつの完成された手法が示されているとい元よう。銘はないが,文様の形式や色調手法なとがら,この合子は明時代初期の七宝の数少ない遺例のひとつとして知られているもの。保存状態もきわめて良く,美しい。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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