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楼閣人物堆朱盆 2009年12月29日更新
【和:ろうかくじんぶつついしゅぼん】 |
【中:Lou ge ren wu dui zhu pen】 |
明・清|彫刻・書画|>楼閣人物堆朱盆 |
「弘治二年]銘
一枚
径18.8
明時代 弘治2年81489)
Dish of carved red lacquer with design of palace and figures.
大英博物館蔵
同時代中期の弘治期の銘をもったなかなか貴重な遺例で,昔から喧伝されていた作品である。これと同様の作風を見せた同種同巧の作品は現在,この盆のほか二点が知られている。 一はワシントンのフリーア・ギャラリーにある合子てあり,もう一つは東京国立博物館の衝立である。この作品では,銘は中央よりやや右に寄った柱を中心に「弘治二年平涼 王銘刁」上記されており,この盆が1489年に王銘によってつくられたことがわかるが,その制作地についてはいまだなおはっきりしたことはいえないままにある。平涼は甘粛省にあり、したがって,ここで作品をつくったことも考えられるが,一方,この平涼は正銘の出身地と見なすことも出来るからである。いずれにしても,この盆は明代中期の彫漆を語る時には不可欠のものであり,特別に細緻な技法をもってつくり上げた類いまれな作品である。出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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