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青花花唐草大鎮 2010年1月4日更新
【和:せいかはなからくさもんおおばち】 |
【中:Qing hua hua tang cao wen da bo】 |
明・清|陶磁器|>青花花唐草大鎮 |
景徳鎮窯一口
径41.4
明時代(14世紀)
Large bowl with floral scroll design, blue and white.
大英博物館蔵
口縁がまっすぐに立ち,数にはゆったりとしたまるみがあり,似く大告い高台のついた大形の鉢で,このような器種は元・明初の青花には数が少いものである。底裏は平らで釉がなく,むらむらとした淡い焦げがみられる。内体全面にあらわされ,た青花は,大体のところ元青花に似でいるが,色がやゝ淡く,しかも濃縁を生かしで丁寧に様きこんである。文様の種類は,唐花唐草と菊唐草を中心とし,き-フレット文,花弁文などがあしらっであり,やはり元青花にちかいが,それぞれの表現のしかたにはかなりはっきりした違いがみられる。全体として文様がよく整理され,練分表現に変花が加えられでおり,元青花の鋭く強い気分が弱まっで,洗練された優美な趣きを感じさぜる。元青花から明初青花への移行を示すような,こうした独特の意匠の追似は,なぜか釉裏紅に多いのであるが,青花にも少数の遺品があり、一般に元末明初のもの,あるいは明初洪武年間(1368~98)の製品といわれでいる。この大鉢はその典型としで知られる優作である。
出所:大英博物館所蔵日本・中国美術名品展
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