青磁輪花碗　2010年1月5日更新

五代時代・1O世紀前半
景徳鎮出近郊墓出土
d :17.9cm
BOWL
Celadon with FOliated Rim
Five Dynasties, First Half of 1Oth Century
　器壁が直線的に広がり、口縁部は五輪花に作られる。高台は厚作りで径も大きい。畳付と見込みにはともに目跡が残る。胎土は灰色を呈し、釉色はわずかに黄色を帯びている。
この種の器形は、五代の楊梅亭・湖田・黄泥頭・湘湖等の窯の主要製品で、大小様々な例が残る。器形・胎土・釉ともに五代の越州窯に酷似している。江西省大江県南唐保大十二年(954)周一娘墓から類品が出土しており、本器の焼造年代は1O世紀早～中期と考えられろ。出所：皇帝の磁器-新発見の景徳鎮官窯
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