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青磁瓜形水注 2010年1月5日更新
【和:せいじうりがたすいちゅう】 |
【中:Qing ci hua xing shui zhu】 |
隋・唐・五代|陶磁器|>青磁瓜形水注 |
五代時代中・10世紀
景徳鎮市近郊墓出土
h : 16.1cm
LOBED EWER
Celadon
Five Dynasties, 10th Century
ラッパ状に開いた口縁部は玉縁とし胴部を瓜形に体る。かすかに湾曲した注口と、偏平な把手が付く。高台は厚体りで、畳付に目跡が残る。全面に施釉し、釉は「蟹殼青」色を呈す。釉中に骨灰が混じったため、釉の表面には特に柔らかな光沢が現れている。本器の造形・釉色には、越州窯の影響がうかがえるが、焼成技術は越州窯より優れている。 1.越州窯が焼台の上に支釘をおいてその上に直接器皿を乗せて焼成するのに対して、景徳鎮窯は焼台の上に盤形のハマをおき、ハマに支釘をおいた後、器物を乗せて焼成する。後者は、焰が下から上に向かって器体に直接あたるのを弱めたのである。2.越州窯の支釘は硅酸分か多い「断層泥」であるのに別して、景徳鎮窯の支釘はアルミニウム分の多い「高嶺土」である。後者は、焼成後に製品から剥がすのが容易である。出所:皇帝の磁器-新発見の景徳鎮官窯
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