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青花龍文盤 2010年2月10日更新
【和:せいかりゅうもんばん】 |
【中:】 |
明・清|陶磁器|>青花龍文盤 |
明時代・弘治(1488-1505)在銘
江西省婺源県出土
d:21.8cm
婺源県陽物館
DISH
Blue and White with Dragon Design
Ming Dynasty, Hongzhi Mark and Period(1488-1505)
口縁と高台は、わずかにすぼまっており、器腹は弓なりをしている。内壁は無文で、見込みの青花重圏内には雲龍文が描かれ、口縁には唐草文を廻らせる。外壁には、珠を追う二龍か描かれ、底裏には二重円圏内に青花で六字の弘治銘が記されている。この器は、婺源県賦春郷岩前村の、明の正徳二年(1507)戴慶瑞墓から出土したもので、同時に出土したものには、民窯の青花壺二個もあった。墓志によると、戴慶瑞は明正統十一年(1446)生まれ、正徳二年死亡。その子銑は、かつて兵科給事中に任じている。「明史』によると、戴銑(1464~1508)は、弘治九年(1496)の進士、翰林院庶吉士に選ばれ、十一年に兵科給事中を授けられた。この間朝廷に高く買われて、「諸大政、備録進覧、凡裁決機務、悉以堆。正徳三年に死亡している。以上の史料から知れるのは、この盤が弘治十一年に戴銑が兵科給事中に任じられて以後に、宮廷から賞賜され、その後父の墓に陪葬されたことである。これにより、この盤はまさに弘治官窯晩期の製品なのである。
出所:皇帝の磁器-新発見の景徳鎮官窯
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