考古用語辞典 A-Words

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青花双龍文扁壺 2010年2月15日更新

青花双龍文扁壺

【和:せいかそうりゅうもんへんこ
【中:
宋・遼・金・元|陶磁器|>青花双龍文扁壺

元時代(1271-1368)
h:38.9
出光美術館
PILGRIM BOTTLE
Blue and White with Dragon Design Yuan Dynasty(1271-1368)
Idemitsu Museum of Arts
 肩に爬龍形の把手が二つずつつく。口縁端部は玉縁状を呈し、体部は直方体で、上辺の径が下辺の径より少し広くなっている。体部は板づくりで各面を接介して一の器をなす。胴の両面には火焔宝珠とそれを挟んで三爪の龍が一対ずつ描かれ、上辺には如意頭形に縁取りされた中に鳳凰と牡丹唐草を描き、下辺には波濤文を配している。表裏で龍の向きが若干異なっており、さらに如意頭形の中は裏面が菊唐草となっている。側面には宝相華唐草文が描かれる。高台畳付きと同内部は釉がかからず露胎となる。胴部両面に縦に鳥足がみられる。アルデビル廟、ヴィクトリア&アルバート美術館などに類品が蔵されている。インドネシア出土と伝えられる。出所:皇帝の磁器-新発見の景徳鎮官窯
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