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紅釉刻花雲龍文鉢 2010年2月15日更新
元晴代未明時代初期・14世紀後半
d : 16.5cm
大阪市立東洋陶磁美術館
BOWL
White Porcelain with lncised Dragonand Cloud Design, Copper-red Glaze
Late Yuan~Early Ming Dynasty、Second Half of 14th Century
Museum of Orienta1 Ceramics、Osaka
本器のように器面全体を色釉でおおった一群の器皿がある。いずれも内側面に皇帝を象徴する五爪の龍文を型押しで表し、見込みには霊芝雲を線刻するという共通の文様構成をもつ。釉は紅釉・藍釉・褐釉などを単色で用いたものと、それらを組み合わせて内外を異なる色にしたものの二種がある。紅釉の場合は、発色をよくするために厚い施釉となり、文様が不鮮明になることが多い。南京の洪武宮址より、類似の磁片が何点か出土していることからも、これら一群の色釉磁器は宮廷用御器であった可能性がある。本器の類品が景徳鎮市の洪武期の地層から発見されている。出所:皇帝の磁器-新発見の景徳鎮官窯
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