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釉裏紅牡丹文鉢 2010年2月16日更新
元時代末明時代初期・14世紀後半
d:20.0cm
大阪市立東洋陶磁美術館
BOWL
White Porcelain with Underglaze Copper-red Painted Peony Design
Late Yuan~Early Ming Dynasty,Second Half of 14th Century
Museum of Oriental Ceramics, Osaka
白磁の素地に銅を合んだ顔料を用いて絵付けをし、透明釉をかけて還元焔焼成したものを釉裏紅という。銅成分に揮発性があるため、理想的な鮮紅色に発色させるには高度な技術を必要とする。本器の場合は、濃い紅色に発色し、一部では文様の輪郭線から滲み出し、濃艶な雰囲気を漂わせている。釉裏紅の鉢類は、他に何点かの作例があり、それらは器形、法量がほぼ等しく、文様構成にも、内外口縁と高台に雷文帯を廻らせ、間に植物文様を描くという共通点がある。ここでは外側面に菊唐草文を、内側面に牡丹唐草文をそれぞれ廻らせ、見込みには菊花を一枝描いている。出所:皇帝の磁器-新発見の景徳鎮官窯
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