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騎兵俑 2010年3月13日更新

騎兵俑

【和:きへいよう
【中:Qi Ma Yong
秦・漢・三国|陶磁器|>騎兵俑

土製・加彩
高67-68.5、長61-64.4、幅20-20.5
1965年陝西省咸陽市陽家湾出土
前漢時代・前2世紀
Painted Pottery Cavalry Figures
3体とも楊家湾の騎兵俑のうち、高さ65センチ以上70センチ未満の大きいグループに属する。片手で手綱をもち、反対側の手でもともと刀剣を握っていたのであろう。ただし武器は木で作られていたのか、残っていない。"騎兵俑"の馬の背中には「廿五」と記されているが、俑の背中にも、製作時に刻まれたと思われる記号や数字がある。騎兵俑の服装は後述の歩兵俑のものと基本的に変わらない。しかし戦袍(上衣)の丈は短めで、より騎乗に便利な作りである。馬の尾は紐で束ねられている。轡・手綱・鞍は、面繋・胸繋・尻繋などの組み紐によって馬の体にしっかりと固定されている。しかし,"青磁騎馬俑"の騎馬俑の鞍にみられるような前輪・後輪がつかず、鐙はまだ出現していない。当時の馬具はある程度の種類まで出揃っていたとはいえ、まだ過渡的な段階にあったことがうかがえる。出所:『悠久の美-中国国家博物館名品展』
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