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騎兵俑 2010年3月18日更新
【和:きへいよう】 |
【中:Qi ping yong】 |
晋・南北朝|陶磁器|>騎兵俑 |
土製
左:高38.5、長34.5
右:高37.4、長34.5
1953年、陝西省西安市草廠坡出土
北魏時代・5世紀
Pottery Cavalry Figures
兵馬ともにほぼ全身、甲冑で防護されている様子がみてとれる。騎兵は片手で手綱を取り、もう一方の手で長柄の武器を持っていたようである。"青磁騎馬俑"と同様、前後に両輪のついた鞍に跨る。当初は片側のみだった鐙は、南北朝時代には両側にそなわる。これにより戦闘時における騎兵の運動性は大幅に向上した。尾は束ねて動きやすくしてある。馬冑馬甲で今のところ最古の実物資料は、戦国時代(前5世紀)の湖北省隋州市曽侯乙墓で出土した漆塗皮革製のものである。しかし馬冑馬甲が本格的に普及したのは、南北朝時代に入ってからのことであった。
この2体の騎馬俑は型から起こして成形されたもので、めりはりのきいた造型ではないが、かえって素朴な味わいが騎兵の剽悍さを引き出している。出所:『悠久の美-中国国家博物館名品展』
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