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郎廷極 2010年3月30日更新
【和:ろうていきょく】 |
【中:Lang ting ji】 |
明・清|歴史人物|>郎廷極 |
陶政家。郎延極の字は紫衡、号は北軒。奉天(今の遼寧)省広寧の籍で、父の郎永清は清廷とともに北京に入って漢軍八旗の軍籍に配せられたが、文官としてしだいに昇進して山東巡撫の高位にまでなり、はなはだ人望が厚かった。
かれは父が高官のため康煕年間に特に江寧府(今の南京)同知の官を授けられ、累進して遭運総督にまで昇り、徳治家として名声があった。康煕四四年(一七〇五)に江西巡撫になり、同五一年に転任するまで景徳鎮御器廠の陶務を兼任し、各種の陶磁を監督して製作せしめた。ことに紅釉に関する発明が多く郎窯の名で呼ばれる名品がある。著書に『文廟従祀先賢先儒考』『勝飲篇』『北軒集』がある。
出所:「清の官窯」
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