「受託記念企画展 広正製陶・半谷孝コレクション 金型の精緻・精巧美の世界」多治見市モザイクタイルミュージアム

「受託記念企画展 広正製陶・半谷孝コレクション 金型の精緻・精巧美の世界」多治見市モザイクタイルミュージアム

名称:「受託記念企画展 広正製陶・半谷孝コレクション 金型の精緻・精巧美の世界」多治見市モザイクタイルミュージアム
会期:2020年9月19日(土)~2021年1月11日(月・祝)(予定)
会場:多治見市モザイクタイルミュージアム3階ギャラリー
主催:多治見市モザイクタイルミュージアム
企画協力:加藤郁美
観覧料:一般310円、団体250円(20名様以上)、高校生以下無料(常設展観覧料でご覧いただけます)
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌平日)
住所:〒507-0901岐阜県多治見市笠原町2082-5
TEL:0572-43-5101
URL:多治見市モザイクタイルミュージアム

 世界へ羽ばたいた和製マジョリカタイル
 この度、広正製陶創業者・半谷音吉氏の次男であり、工場長であった故・半谷孝氏が長年に渡って守ってきたマジョリカタイルの真鍮金型 63点が、多治見市モザイクタイルミュージアムに寄託されることとなりました。中でも、インド人商人からの依頼を受けて製作された、ヒンドゥー教の神々をモチーフとするタイルの金型は、これまで確認され得なかった極めて稀少な現存品であり、またそれ自身、精緻な工芸品です。
インドの地に、多くの和製マジョリカタイルが輸出されたこと、そして今も現地の建築物にその姿をとどめ、人々に親しまれていることが、近畿大学准教授豊山亜希氏の調査によって確認されました。いっぽう、大正期のタイルメーカーを訪ね歩いてきた加藤郁美氏の調査により、半谷孝氏がインド向けの輸出用タイルの金型を保存しておられたことが判明し、日本側からも輸出用マジョリカタイルの生産のあり方を辿ることができるようになりました。
本展は、半谷家ご遺族様、加藤郁美氏のご協力を得まして、これらの貴重な金型と、タイル製品を披露する初めての展観です。豊山亜希氏がインドで撮影された現地の写真と合わせ、大正期から世界へと大きくはばたき、輸出先の文化・美意識に応える製品を作り続けてきた、日本タイル産業の姿に迫ります。

関連記事

コメントは利用できません。

ピックアップ記事

  1. 「オダイバ恐竜博覧会2024」フジテレビ本社屋
  2. 「カイつまんで、ヒモときます。 ~しな水の貝展~」しながわ水族館
  3. 「アイナ・ジ・エンド photo exhibition ‐幻友‐」PARCO MUSEUM TOKYO
ページ上部へ戻る