「河鍋暁斎の底力」東京ステーションギャラリー

「河鍋暁斎の底力」東京ステーションギャラリー

名称:「河鍋暁斎の底力」東京ステーションギャラリー
開催期間:2020年11月28日(土) – 2021年2月7日(日)
休館日:月曜日[1月11日、2月1日は開館]、年末年始[12月28日~1月1日]、1月12日(火)
開館時間:10:00 – 18:00
※金曜日は20:00まで開館
 ※入館は閉館の30分前まで
主催:東京ステーションギャラリー[公益財団法人東日本鉄道文化財団]、公益財団法人河鍋暁斎記念美術館
住所:〒100-0005東京都千代田区丸の内1-9-1
TEL:03-3212-2485
URL:東京ステーションギャラリー
 河鍋暁斎[かわなべ きょうさい/1831(天保2)~1889(明治22)]は、毎年のように展覧会が開かれる人気の絵師ですが、これまでの展覧会とは違って、本展では暁斎の本画(下絵を描き彩色を施した完成作品)を一切展示しません。展示するのは、河鍋暁斎記念美術館の充実した収蔵品から厳選した素描、下絵、画稿、宴席などにおいて即興で描かれた席画、絵手本など、暁斎の生の筆づかいが感じられる作品ばかりです。本画は完成度が高い一方で、筆勢が抑制された、いわばお行儀のいい作品と言え、彩色などには時に弟子の手が入ることもありました。また、暁斎には多くの版画作品がありますが、これらは暁斎の原画を、彫師と摺師、すなわち他人の協力を得て完成させたものです。これに対して下絵や画稿類は100%暁斎の手になり、その卓越した筆力をまざまざと感じることができます。本展は、あえて本画を展示せず、暁斎の描写と表現の力量のみを、存分に味わっていただこう、というチャレンジングな試みなのです。

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