名称:特別展「名古屋城からはじまる植物物語」ヤマザキマザック美術館
会期:2021年4月24日(土)から2021年8月29日(日)
開館時間:平日 午前10時~午後5時30分(入館は閉館の30分前まで)
土日祝 午前10時~午後5時(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日 ※5月3日、8月9日は開館
入館料:一般1300円(10名様以上1100円)、小・中・高生500円、小学生未満無料〔音声ガイド無料サービス〕
主催:ヤマザキマザック美術館、中日新聞社
特別協力:東山動植物園、名古屋城総合事務所、一般財団法人雑花園文庫
後援:愛知県教育委員会、岐阜県教育委員会、三重県教育委員会、名古屋市教育委員会、公益財団法人名古屋市文化振興事業団
協力:株式会社カセットミュージアム
住所:〒461-0004愛知県名古屋市東区葵1-19-30
TEL:052-937-3737
URL:ヤマザキマザック美術館
慶長14年(1609)に徳川家康が築城した名古屋城は、尾張徳川家の居城でした。狩野派の絵師たちによって施された美しい障壁画は、昭和5年(1930)に宮内庁から名古屋市に下賜されるまではごく限られた人しか見ることがかなわないものでした。しかし、障壁画制作のために江戸や京都から集められた狩野派の絵師たちの一部がそのまま留まったことや、また主要絵師がしばしば尾張を訪れて狩野派の技法を伝えたことなどから、狩野派の作風が尾張にも広まりました。
19世紀に入り本格的な発展をはじめた本草学に於いて、本草学者たちはヨーロッパから入ってきた植物解剖学を学び、狩野派の粉本などで学んだ描き方と、顕微鏡などを用いて観察する方法と融合させて、美しい植物画を描くようになりました。
展覧会では、江戸時代に狩野派に代表される尾張の絵師たちが引き継いできた花鳥画をルーツとして、その伝統が西洋植物画と融合して、ボタニカルアート、ジャポニスム、アール・ヌーヴォーへとつながっていった流れを展観します。また、シーボルトに学び、シーボルトに「余は圭介氏の師であるとともに、圭介氏は余の師である」と言われた尾張の本草学者 伊藤圭介(1803-1901)の像に迫ります。
植物をめぐる、めくるめくドラマがひろがる「名古屋城からはじまる植物物語」をこころゆくまでお楽しみください。
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