名称:【新潟】【東京】両会場 第23回 雪梁舎「フィレンツェ賞展」雪梁舎美術館
【新潟】
雪梁舎美術館
会期:2021年8月7日(土)~9月26日(日)
【東京】
東京都美術館
会期:2021年10月24日(日)~30日(土)
※両会場とも全入賞・入選作品を展示します。
主催:公益財団法人 雪梁舎美術館
協賛:株式会社 コメリ
協力:国立フィレンツェ美術アカデミア
後援:在日イタリア大使館、イタリア文化会館、新潟県、新潟市、新潟日報社、朝日新聞新潟総局、読売新聞新潟支局、毎日新聞新潟支局、日本経済新聞社新潟支局、産経新聞新潟支局、NHK新潟放送局、BSN新潟放送、 NST新潟総合テレビ、TeNYテレビ新潟、UX新潟テレビ21、エフエムラジオ新潟
住所:〒950-1101新潟県新潟市西区山田451
TEL:025-377-1888
URL:雪梁舎美術館
ルネッサンス文化発祥の地、フィレンツェは、世界的な芸術の都です。 このたび、日本国内において活躍しておられる、若い精鋭作家の発掘を目的として、「第23回雪梁舎フィレンツェ賞展」を開催いたします。
大賞受賞者には芸術の都フィレンツェ留学を通して創作活動を支援し、これからの芸術文化の振興と、芸術家の育成を図ることを目指して作品を募集しております。 さらに雪梁舎美術館は新たな飛躍を目指して、2014年6月にイタリア国立フィレンツェ美術アカデミアと日本国内としては初となる提携を結びました。これにより「雪梁舎フィレンツェ賞展」を通じた新たな国際交流と、若手作家育成のより強固な体制がととのいました。
50歳以下、具象系という制限のなか、全国より190点(うち185点出品)の応募があり、厳正なる審査の結果、5点の入賞作品を含む38点の入選作品が選考されました。入賞、入選されました各作家の一層のご活躍を期待しますと共に、ご出品いただきました方々のさらなるご精進を心から祈念いたします。
「フィレンツェ賞展」は、雪梁舎美術館の設立者であり、株式会社コメリの創業者でもある故・捧賢一が発案し、1999年から開始したものです。第21回展よりこれを顕彰し、新たに「ファウンダー捧賢一賞」を設けました。
作家コメント
いつもより光が反射して眩しい世界では、人も世界の輝きの一つとなって溶け込んでいく、そんな景色を描こうとしました。
雪の形や色をどれだけ感じ取り、表すことができるのか、自分の中で試みて描いた作品です。
目の前の景色がキラキラと輝いて見えた時間を感じてもらえたら嬉しいです。
作者略歴
只野彩佳(1992年生まれ)
1992年 宮城県生まれ
2013年 第21回三菱商事アート・ゲート・プログラム 入選(同25・27・35・46回)
2014年 三菱商事アート・ゲート・プログラム奨学生
武蔵野美術大学芸術祭展示大賞ファイン部門 優秀賞
2016年 武蔵野美術大学造形学部日本画学科 卒業
只野彩佳 個展(コート・ギャラリー国立/東京都国立市)
シェル美術賞2016 入選
2017年 個展「見たことはない故郷」(GALLERY b. TOKYO/京橋)
東京藝術大学安宅賞 受賞
2018年 東京藝術大学大学院美術研究科芸術学専攻美術教育修士課程 修了
個展「帳の向こうを望む」(美の起原/銀座)
2019年 第37回明日をひらく絵画上野の森美術館大賞展 入選
第21回雪梁舎フィレンツェ賞展 入選
画廊るたんサポート展個展「今日辿り着いた地平」(画廊るたん/銀座)
美の起原展 入選
2020年 第39回新春企画 只野彩佳 個展(アートスペース88/東京都国立市)
桃源郷芸術祭2020(茨城県天心五浦美術館)
第三弾日本画解放区(Bunkamura Gallery/渋谷)
2021年 雲ノ平山荘アーティスト・イン・レンジデンス・プログラム2021
作家コメント
すさまじい勢いで移り変わる人間社会。
自分自身の生活で精一杯の中、待ったなしで追い打ちをかける天災や疫病。
そんな時勢の中、また と或る世間でも 日々、生活は続く。
作者略歴
中村文俊(1993年生まれ)
1993年 神奈川県生まれ
2013年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科 入学
2017年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業制作 研究室賞
武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース 入学
第13回世界絵画大賞展 協賛社賞(同2018年)
一般財団法人 神山財団芸術支援プログラム (第四期生)
一般財団法人 守谷育英会 修学奨励賞
理化学研究所展示プロジェクト 参加
2018年 第5回「未来展―美大の競演」(日動画廊) 参加
2019年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻油絵コース修了制作 優秀賞
作家コメント
ほとばしる水流が岩肌を削り取りながら長い年月をかけて様々な地形を生み出すように、或いは降り積もった雪を少しずつ融かして地面を露わにするように、画面に重ねられた絵の具層を幾度となく研磨することで得られるマチエールを、私は大事にしています。
今回の作品では、水の循環を象徴する形象としての魚や南瓜などのモチーフを構成的に配置することで、曼荼羅図のようなイメージを浮かび上がらせました。山に囲まれた盆地に生まれ育った私にとって、海は憧れであり未知なる領域です。山と海を境界のない一つの繋がりを持った世界として描いてみたいと考えたため、多くの要素を詰め込んだ作品となりました。
この世にある森羅万象は時間の経過とともに変容します。しかし、過去から現在、そして未来にかけて変わらず大事に受け継がれていくものは確かに存在すると信じたいです。そこに立ち現れる美しさを画面に定着させていく表現こそが、私の追い求めるべきものだと自覚しながら、日々の制作に向き合っていきたいと思います。
作者略歴
吉田卓哉(1972年生まれ)
1972年 山形県生まれ
1996年 第50回記念二紀展 入選(以後毎年出品、2008年奨励賞、10年同人推挙、15・17年準会員賞)
1997年 筑波大学大学院修士課程芸術研究科美術専攻洋画分野 修了
1999年 第54回山形県総合美術展 入選(同2010・11・12・14年、08年県美展賞、09・13年山形新聞賞、15・16年奨励賞)
2004年 第9回ふるさとの風景展 入選(喜多方市美術館、2005年準大賞、06年大賞)
2006年 個展(ギャラリーパセオ/米沢市)
2008年 第10回記念雪梁舎フィレンツェ賞展 佳作(同2010・12・13年、09・14年入選、11年震災復興特別賞、15年優秀賞)
2019年 吉田卓哉展(東北芸術工科大学本館7階ギャラリー THE TOP)
現在 二紀会準会員、東北芸術工科大学基盤教育研究センター教授
作家コメント
タバコと本で人物の性格を表現したいです。
小さな動きは、その人の個性や習慣などを表しています。同じくスツールでの自然な座り方にも、左側の女性は座り方が自由で楽です。右側の女性は本を抱えて右側に避ける傾向があります。
お互いの服装と動作に些細なギャップをつくり、視線を相手に合わせることで、興味深い心理活動や雰囲気を表現したいです。
作者略歴
房 鑑成(1994年生まれ)
1994年 中国浙江省紹興市生まれ
2018年 上海視覚芸術学院文物修復専攻 卒業
2019年 第21回雪粱舎フィレンツェ賞展 入選
第15回世界絵画大賞展 入選
2020年 第38回上野の森美術館大賞展 入選・賞候補
2021年 第39回上野の森美術館大賞展 入選
現在 武蔵野美術大学造形研究科修士課程美術専攻日本画コース 在学
作家コメント
廃墟はいつも私に興味深い「何か」を与えてくれます。
ある時は秘められた歴史を静かに囁く歌人となり、
またある時は私を非日常へと手引きする怪しい案内人として・・・。
この世に廃墟が存在する限り私が絵筆を止めることはないでしょう。
しかし廃墟というその性質上、
必ずといって良いほど重く悲しい過去がついてまわり、
お世辞にも華々しいモノとは言えません。
だから私がそれらを描(えが)き出す時は、
精一杯美しく温かい姿で、
表現してあげたいと思っています。
作者略歴
柳田金乃助(1981年生まれ)
1981年 東京都生まれ
2007年 第11回日仏現代美術展 入選(東京都美術館)
2008年 第2回アートランダム作品展ビエンナーレ(2010・12・14・16年、銀座画廊美術館)
個展(ギャラリークリスタルスポット)
追跡する百人展(2009~11年。NICHE GALLERY)
2009年 Young Artst「柔らかい葉」展(ギャラリー枝香庵)
2011年 第29回上野の森美術館大賞展 入選(2015・18・19・20年)
枝香庵サマーフェスタ(2012~17・21年、ギャラリー枝香庵)
2012年 個展(Bar 沙羅)
2014年 第32回上野の森美術館大賞展 一次賞候補
2018年 枝香庵ウインターフェスタ(2019年、ギャラリー枝香庵)
2019年 第21回雪梁舎フィレンツェ賞展 入選・オーディエンス賞
2020年 第22回雪梁舎フィレンツェ賞 佳作
■佳作
菅澤 薫 【浴室の雨】
鈴木 ほのみ 【おみやげ】
福井 悠 【月の夜】
今吉 遥香 【明日に会いたい】
船越 友理奈 【スキがお】
木村 真光 【うつろう】
三代 宏大 【情景2】
開藤 菜々子 【いろはにほへと】
■入選
伊集院 正 【紡ぎ~生命の力~】
土井 久幸 【御霊が宿る木】
田中 佑 【生きたまま生まれ変わる】
猪股 寛昭 【ONLINE】
高橋 幸子 【纏う】
通木 菜々絵 【かさね】
城間 雄一 【blue】
石山 凌 【大猫小猫】
大久保 佳代子 【月明りふんわり桜】
津田 翔一 【視線】
當山 絢香 【春】
陳 璟 周【縁の結盟】
前島 愛由 【夢を泳ぐ】
德田 景 【reflect】
松村 和子 【赤の幕】
俊寛 銀【工房の日常】
張 画 【緑の幻想】
佐藤 貴奈 【イルカと遊ぶ日、ある晴れた日曜日】
藤野 七帆 【湊の音を聴く】
上本 佳奈 【道Ⅴ】
仲川 八寿男 【Hikari】
浮森 夕菜 【夢の欠片】
野角 孝一 【明日の家】
南雲 まき 【生命の雫】
平薮 健 【ようこそ希望の島】
(順不同)
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