近現代彫刻「没後50年 木村珪二」石川県立美術館

近現代彫刻「没後50年 木村珪二」石川県立美術館
木村珪二《崩壊》

名称:近現代彫刻「没後50年 木村珪二」石川県立美術館
会期:2021年9月1日(水) ― 2021年9月12日(日)
開館時間:9:30 ― 18:00(入場は17:30まで)
会期中無休
会場:第4展示室
住所:〒920-0963石川県金沢市出羽町2-1
TEL:076-231-7580
URL:石川県立美術館

 令和3年に没後50年を迎える彫刻家・木村珪二(きむらけいじ)の特集展示を開催します。
 木村は明治37年、金沢市本多町に陶芸家・友田安清(ともだやすきよ)の次男として生まれました。絵を描く父の姿に影響されて画家を目指すようになった木村は、東京美術学校(現・東京藝術大学)の入学試験を受けます。その際に彫刻を勧められ、彫刻の道に進みました。在学中に帝展に初入選。引き続いて帝展・文展・日展を舞台に活躍し、昭和11年およびその翌年には文展で特選を受賞しました。
 作風は、正確な人体構造への理解に基づく力強い写実です。同郷の師である吉田三郎のそれを受け継ぎつつ、生涯を通じて、青年の若々しい姿、世相を象徴したもの、作者自身の心の葛藤などを男性像として表現し続けました。
 石川県立美術館では木村の作品を48点収蔵しています。本展示では、初期の珍しい裸婦像(《女》昭和初期)から最後の日展出品作となった《折られていた花》(昭和45年)まで、木村の代表作を紹介します。また、造形教育について語った文章、真面目で約束は守るきっちりした性格、しかしいったん彫刻を離れると弟子や学生をよく笑わせたという魅力的な人物像なども紹介いたします。
 この機会に、木村珪二の世界を味わっていただければと思います。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る