「美しいお菓子の木型 ー手のひらの宇宙」鍵善良房

「美しいお菓子の木型 ー手のひらの宇宙」鍵善良房

名称:「美しいお菓子の木型 ー手のひらの宇宙」鍵善良房
会期:2021年11月20日 ~ 2022年04月03日
開館時間:10:00から18:00まで
休館日:月曜日 月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館、夏期・展示替期間・年末年始休館
住所:〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側570-107
TEL:075-561-2875
URL:ZENBI -鍵善良房- KAGIZEN ART MUSEUM 

口の中でほどけるように溶けるとふわりと優しい甘みが広がります。鍵善良房に江戸時代から伝わる和三盆糖のお菓子、菊寿糖。桜の木で造られた菓子木型に和三盆糖を詰め、熟練の職人がこんと打ち出すと、細く繊細な花びらの一枚一枚までが美しく現れます。驚くことに、その材料や製法は300年近くほとんど変わっていません。
菓子木型は美しい和菓子の形を決める大切な要です。季節の花々、吉祥の文様、時には注文に応じて意匠を凝らすこともあります。大小さまざまな木型には日本特有の美意識が宿り、一つの菓子が生み出されるまでの物語と、職人たちの思いが込められています。
そんな精緻な菓子木型を作る職人は、日本国内でわずか数名のみという厳しい現状があります。ほんの小さな世界に広がる夢の世界を、どうか未来に伝え残せますようにとの願いをこめて、本展では、鍵善に残る多数の木型とともに、岡山の菓子木型彫刻 京屋所蔵の貴重な資料をご紹介します。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ピックアップ記事

  1. 「動き出す浮世絵展 TOKYO」寺田倉庫G1
  2. 特別展「答志島~古代から続く海民たちの島」鳥羽市立海の博物館
  3. 「うつす美 ─ 江戸時代の絵画学習」京都府京都文化博物館
ページ上部へ戻る