名称:「九・谷・集・合」「黒・色・舞・踊」石川県七尾美術館
会期:2021年12月18日(土)〜2022年2月13日(日)
会場:石川県七尾美術館
時間:9:00〜17:00 (最終入場時間 16:30)
休館日:月曜日 12月29日(水)~2022年1月3日(月)、
1月11日(火)
※ただし2022年1月10日を除く
観覧料:一般 350円(280円)
大高生 280円(220円)
中学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金
住所:〒926-0855石川県七尾市小丸山台1-1
TEL:0767-53-1500
URL:石川県七尾美術館
テーマ2「黒・色・舞・踊」
「黒色」は白色や灰色と同じ無彩色に属し、全ての光を吸収・遮断する性質を持つ特殊な色です。そして「未知なもの」「神秘的」な雰囲気を持つとともに、「強さ」や「権威」などという硬質な印象も有しています。一方でほかの色に比べて「負」のイメージが強く、「“暗黒”時代」や「“ブラック”企業」、「“黒”星」などとマイナスイメージで例えられることも多いですが、それも黒色がそれだけインパクトを持つ多彩な魅力あふれる色ゆえといえるでしょう。
それだけに水墨画や書、漆、写真などでみられるごとく、美術工芸においても黒色に重きを置いたジャンルはたくさんあります。本テーマでは、当館所蔵品より「黒色」が効果的に使用されている作品32点を絵画や書、工芸や写真など幅広いジャンルで展示します。
「黒色」の面々が放つ深淵かつ無限な世界を心ゆくまでご堪能ください。
テーマ1「九・谷・集・合」
「九谷焼」は江戸時代前期、加賀国大聖寺(石川県加賀市)で制作された「古九谷」を起源とし、幕末期に主に加賀国の各窯で生産された「再興九谷」や明治~昭和期の「近代九谷」を経て現代へ至る、約360年もの歴史を有する石川県を代表するやきものです。
その様式は、主に紫・緑・黄の色釉をダイナミックに用いた「青手」、その3色に紺青・赤を加えた5色の色釉をフル活用する「五彩手」、さらに赤の細密描写を基本に金彩を加える「赤絵(金襴手)」の3スタイル。「青手」の大胆なデザインや「五彩手」の瀟洒な上絵、「赤絵」の精緻な意匠などにより世界的にも高い評価を受けています。
本テーマでは、七尾市出身の実業家・池田文夫氏(1907~87)が蒐集した当館所蔵品の中核「池田コレクション」を中心に、各種の九谷焼計36点を紹介します。
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