「壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代」INAXライブミュージアム

「壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代」INAXライブミュージアム

名称:「壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代」INAXライブミュージアム
会期:2021年11月6日(土)~2022年3月22日(火)
会場:INAXライブミュージアム「土・どろんこ館」企画展示室
休館日:水曜日(祝日の場合は開館)、2021年12月27日(月)~2022年1月5日(水)
観覧料:共通入館料にて観覧可 (一般:700円、高・大学生:500円、小・中学生:250円)
主催:INAXライブミュージアム【企 画】INAXライブミュージアム企画委員会
展示協力:カゴメアクシス株式会社、中部日本ビルディング株式会社、株式会社ナゴヤキャッスル、株式会社 丸栄
展示デザイン:+建築設計 田代朋彦 【会場グラフィック】kobito inc.
住所:〒479-8586愛知県常滑市奥栄町1-130
TEL:0569-34-8282
URL:INAXライブミュージアム

日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)ビレッジホール(全体)/《空と海》矢橋六郎、1972年
日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)ビレッジホール(全体)/《空と海》矢橋六郎、1972年

INAXライブミュージアムでは、11月6日(土)~2022年3月22日(火)まで、企画展「壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代」を開催します。
ひとつの壁を覆いつくすほどの大画面。近づけば、タイルやガラス、石の小さなパーツが無数に並ぶモザイク壁画です。点描画のように彩られた建築装飾は、たとえそれが大胆な構図であっても、時間とともに不思議と日常の風景に溶け込んでいます。
高度経済成長期、名古屋とその周辺ではさまざまなモザイク壁画による装飾文化が華ひらきました。その背景には、無機質な鉄筋コンクリート造の新しい建物を装飾する需要が全国的に増えたことに加え、この地域には、常滑や瀬戸、多治見など日本有数のやきものの産地や、岐阜には大理石を扱う矢橋大理石商店(現・矢橋大理石)があったことも関係しています。建築家・村野藤吾が手がけた旧丸栄百貨店本館外壁、画家・矢橋六郎による愛知県庁西庁舎ロビー、画家・北川民次による建築と一体となった瀬戸市立図書館の壁画――これらはそうした時代の中でつくられてきました。半世紀もの時を経て建替えなどにより失われたものも少なくありませんが、その輝きは今もなお色褪せることはありません。
本展では、1950年代後半から70年代にかけて、ナゴヤのモザイク壁画黄金期につくられた珠玉の17事例を撮り下ろした写真のほか、中部日本ビルディング(旧中日ビル)の天井画(部分)、そして当館が収蔵しこの度初披露となる旧ホテルナゴヤキャッスルや、旧カゴメビルのロビーの壁画(いずれも部分)などを実資料とともに紹介します。どれも素材の表情、巧みな色使い、密度の高い手仕事に目を見張ることでしょう。
この街の魅力のひとつである、豊かなモザイク壁画の世界を、土とやきものの歴史や文化を伝えるINAXライブミュージアムでぜひご堪能ください。

日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)ビレッジホール(部分)/《空と海》矢橋六郎、1972年
日本特殊陶業市民会館(名古屋市民会館)ビレッジホール(部分)/《空と海》矢橋六郎、1972年
瀬戸市立図書館/《知識の勝利》(左)、《無知と英知》(右)北川民次、1970年
瀬戸市立図書館/《知識の勝利》(左)、《無知と英知》(右)北川民次、1970年
中部日本ビルディング(旧中日ビル)/《夜空の饗宴》矢橋六郎、1966年
中部日本ビルディング(旧中日ビル)/《夜空の饗宴》矢橋六郎、1966年
旧カゴメビル/《TOMATO》北川民次、1962年
旧カゴメビル/《TOMATO》北川民次、1962年
旧ホテルナゴヤキャッスル/《昼と夜の対話》(当館収蔵部分)脇田和、1969年、W100 ×H130cm
旧ホテルナゴヤキャッスル/《昼と夜の対話》(当館収蔵部分)脇田和、1969年、W100 ×H130cm
「壮観!ナゴヤ・モザイク壁画時代」INAXライブミュージアム
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