名称:「山口勝弘展『日記』(1945-1955)に見る」神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
会期:2022年2月12日(土)〜4月17日(日)
会場:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:月曜日(3月21日(月・祝)をのぞく)
観覧料:一般 700円、20歳未満・学生 550円、65歳以上 350円、高校生 100円
※中学生以下、障害者手帳などの所持者および介助者原則1名は無料
※ファミリー・コミュニケーションの日(毎月第1日曜日:3月6日、4月3日)は、18歳未満の子ども連れの家族は、割引料金(65歳以上のぞく)で観覧可
※そのほかの割引に関しては問い合わせのこと
住所:〒248-0005神奈川県鎌倉市雪ノ下2-8-1
電話:0467-22-5000
URL:神奈川県立近代美術館 鎌倉別館
日本のメディアアートの先駆者・山口勝弘は、戦後間もない1945年から55年までのあいだに18冊の日記を残した。そこには、日々の制作、足を運んだ展覧会やコンサート、読書、交友関係などが簡潔に綴られている。したがってこの日記は、山口自身の創作や思索をたどるうえで重要であるのみならず、瀧口修造が結成し、山口も参加したグループ「実験工房」などの戦後美術の動向を探るうえでも貴重な資料だといえる。
企画展「山口勝弘展 『日記』(1945-1955)に見る」では、山口の日記に光をあてて、当時の戦後美術の動きを紹介。アメリカやヨーロッパの芸術動向の吸収、造形作家の北代省三や福島秀子などによる「実験工房」の結成、そして『アサヒグラフ』上での写真企画「APN(アプン)」や、スライド画像と音を連動させた「オートスライド」の制作といった活動を、関連作家の作品や資料とともにたどってゆく。
また、山口の初期の活動を代表する「ヴィトリーヌ」シリーズも紹介。同シリーズは、油彩などのイメージを凹凸のあるガラス板で幾層にも覆い、鑑賞者の移動に伴って絵も動いて見える作品だ。会場では、その誕生と展開に光をあて、山口の多彩な活動の出発点を振り返る。
さらに、ラースロー・モホイ゠ナジの『ヴィジョン・イン・モーション』といった洋書や洋雑誌、展覧会や映画のパンフレットなども紹介し、山口の思想の原点にもふれる。
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