2022年春夏展「木のおもちゃの物語~おもちゃの町、ドイツ・ザイフェンを巡ろう!~」エルツおもちゃ博物館

2022年春夏展「木のおもちゃの物語~おもちゃの町、ドイツ・ザイフェンを巡ろう!~」エルツおもちゃ博物館

名称:2022年春夏展「木のおもちゃの物語~おもちゃの町、ドイツ・ザイフェンを巡ろう!~」エルツおもちゃ博物館
会期:前期 2022年03月2日(水)〜2022年06月13日(月)
   後期 2022年06月15日(水)〜2022年10月3日(月)
   ※前期と後期で一部展示入替を行います
開館時間:
   【3月~4月】10:00~16:00
   【5月~10月】9:30~17:00 ※最終入館は閉館の30分前
休館日:火曜日 ※5月3日(火)およびGWは開館、7月~9月は無休
入場料金:
  大人 750円 
  中高生 500円 
  小学生 350円 
【軽井沢絵本の森美術館/ピクチャレスク・ガーデンとの2館共通セット券の場合】
  大人 1,400円 
  中高生 900円 
  小学生 650円  
住所:〒399-8301長野県安曇野市穂高有明2215-9
TEL:0263-83-5670
URL:エルツおもちゃ博物館

 ドイツ東部のエルツ地方は、木工おもちゃ産業において300年以上の歴史を有しています。エルツ地方はもともと鉱業で栄えていました。しかし鉱業が衰退すると、それまで副業的に行われていた木工おもちゃ作りが本格化していきます。特にザイフェンは、おもちゃの町として世界的に有名です。町のメインストリートにはマイスターたちのおもちゃ工房が立ち並び、「くるみ割り人形」や「パイプ人形」をはじめとした、良質な木工おもちゃが生み出されています。
 木工おもちゃの題材となるのは、鉱業の様子や様々な職業、ドイツで親しまれている物語、イースターなどの伝統行事といった、エルツ地方の人々の暮らしと深く結びついた情景です。例えば「くるみ割り人形」には、冠を被った王様の形をしているものが多くあります。これはその昔、庶民を苦しめていた王様の姿が反映しているためともいわれ、当時の人々の生活が垣間見える一説です。また、E.T.Aホフマン「くるみ割り人形とねずみの王様」などの児童文学や、チャイコフスキーのバレエの題材にもなり、多くの人々に親しまれています。もう1つの伝統的なおもちゃである「パイプ人形」は、「鉱夫」や「おもちゃ屋」、「夜警」など、人々の暮らしに根付いていた職業のモチーフが豊富です。
 本展では、「くるみ割り人形」と「パイプ人形」を中心に、ザイフェンで作られる様々な木工おもちゃを紹介します。おもちゃの町・ザイフェンの雰囲気を楽しんでもらいながら、おもちゃのモチーフとなっているエルツ地方の歴史や文化について知っていただけたら幸いです。

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