「既知との遭遇 北浦和也×やんツー」京都精華大学サテライトスペースDemachi

「既知との遭遇 北浦和也×やんツー」京都精華大学サテライトスペースDemachi

名称:「既知との遭遇 北浦和也×やんツー」京都精華大学サテライトスペースDemachi
会期:2022.01.15 – 2022.01.21
開場時間:12:00~19:00(最終日は16:00まで)
休場日:1/16(日)、1/17(月)
入場料:無料
会場:京都精華大学サテライトスペースDemachi
出品作家:北浦和也、やんツー
主催:京都精華大学現代アートプロジェクト実行委員会
企画:染谷早紀、立花あかり、陳琪、辻大輝、丁翊航、磨田花朗、楢舘幸花、平松和佳奈、付唯一、馬寶斯、丸川紅蓮亜、森本菜南、劉峻如、脇田舜生
監修:吉岡恵美子(京都精華大学芸術学部教員)
住所:〒606-8205 京都市左京区田中上柳町25-3 京阪出町柳ビル2F
TEL:075-702-5263
URL:京都精華大学サテライトスペースDemachi

京都精華大学芸術学部の授業「現代アートプロジェクト演習4」の受講生たちが企画運営する展覧会「既知との遭遇 北浦和也×やんツー」を開催します。
本質的に人間は「未知」に惹きつけられます。新種の生物、人類の起源、UFOなど、人はこれまでさまざまな「未知」に魅了されてきました。同時に、得体の知れないものに近づきたくないという、「未知」に対する怖れの心理が働くのも事実です。逆に「既知」はワクワクするような魅力には欠けますが、親しみやすく近しい存在です。では、「未知」の中に「既知」が顔をのぞかせていたらどうでしょうか。あるいは、「既知」が生み出す世界が「未知」のものだったら——
本展では、主に木を用い、人や動物などのモチーフをスケールと文脈を無視して組み合わせ、見たことのない世界を創り出す北浦和也と、見慣れた既製品にデジタル技術を組み込み、人間の行為を情報技術が代替する自律型の装置を作品として提示するやんツーを紹介します。一見して対照的な北浦とやんツーは今回、互いの稀有な世界観が交差するコラボレーション作品にも挑戦します。
わたしたちは大人になって、世界が沢山の「既知」で埋め尽くされたと錯覚しがちです。しかし実際、世界は未だ解き明かされていない「未知」に占められています。子供の頃のように、「未知」に新鮮な目で向き合い、想像を膨らませ、心を躍らせてみませんか。「既知」を逆手に取って、新たな「未知」を体感してみませんか。 今回はそれを「既知との遭遇」と呼んでみたいと思います。

作家プロフィール
北浦和也 Kazuya Kitaura
1983年大阪府生まれ。2004年大阪芸術大学短期大学部デザイン美術学科スペースデザインコース卒業。2005年大阪芸術大学短期大学部専攻科デザイン美術専攻立体造形コース修了。主に木を用い、木の彫跡の無骨さと共存するポップな色彩、ユーモアに富んだ独自のモチーフが特徴的な彫刻を制作。近年の主な展覧会は、「Kazuya Kitaura wood carving exhibition」(2021、gallery shop SORA/鳥取)、「KITAURA Kazuya Exhibition」(2020、ギャラリーモーニング/京都)、「MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館」(2020、奈良)など。http://kazdose.com
やんツー yang02
1984年神奈川県生まれ。2009年多摩美術大学大学院デザイン専攻情報デザイン研究領域修了。デジタルメディアを基盤に、行為の主体を自律型装置や外的要因に委ねることで人間の身体性を焙り出し、表現の主体性を問う。文化庁メディア芸術祭アート部門にて「SENSELESS DRAWING BOT」が第15回で新人賞、「Avatars」が第21回で優秀賞を受賞(共に菅野創との共作)。近年の主な展覧会は、「I am here」(2021、CADAN 有楽町/東京)、「Art Meets 06 門馬美喜/やんツー」(2019、アーツ前橋/群馬)、「DOMANI・明日展」(2018、国立新美術館/東京)など。現在、京都精華大学デザイン学部特任教員。http://yang02.com

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