名称:「表現と周辺 -後藤祐加、山口愛」art space co-jin
会期:2022年01月18日(火) 〜 2022年03月27日(日)
会場:art space co-jin
時間:10:00~18:00
休館日:月曜日
料金:無料
主催:art space co-jin
きょうと障害者文化芸術推進機構
協力:社会福祉法人なづな学園
社会福祉法人あらぐさ福祉会
住所:京都市中京区三条通烏丸西入御倉町80(千總本店2F)
TEL:075-253-1555
URL:art space co-jin
今回の展覧会では、後藤祐加、山口愛が生み出す表現とそれらを取りまく周辺についてご紹介いたします。
後藤は利用する施設内で、《ぺったん》と呼ばれる、千切った紙を貼り重ねた平面・立体作品を制作しています。貼り付けた紙片の配置は無作為に見えますが、後藤は強いこだわりを持って取り組んでおり、過去に作った《ぺったん》にも手を加え続けています。
制作において、後藤は紙を千切って貼るのみで、その傍らには糊を塗る担当の支援員がいます。元々は後藤が糊を使い過ぎないよう、支援員が代わりに塗っていたのですが、今では二人三脚の制作となっています。
山口は多作な作家で、色鉛筆やクレヨン、オイルパステルといった身近な画材を用いた絵画制作に取り組んでいます。漫画のように黒目が大きな女の子を描く一方、自宅ではモデルの個性を捉えた人物画や写実的な動植物画の他に、色面だけで構成された作品なども手がけており、多岐にわたる作風も特徴と言えます。
利用する施設では、仕事の合間に支援員が山口に描きたいものを尋ねて、図鑑などの資料を提供しています。
今回の企画では、こうした作家と周辺の人々との関わりあいを感じていただけるよう、作品と取材資料をあわせて展示いたします。障害とアートを取り巻く環境の個別性にも目を向け、多様な価値観による鑑賞を受け入れる場となることを目指します。
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