名称:企画展「仏像は地域とともに―みんなで守る文化財―」和歌山県立博物館
会期:令和4(2022)年1月29日(土)~3月6日(日)
休館日:月曜日
開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
入館料:一般280円(230円)、大学生170円(140円)
※( )内は20人以上の団体料金。
※高校生以下・65歳以上・障害者手帳の交付を受けている方(同伴者を含む)は無料。
※和歌山県内に在学中の外国人留学生は無料。
※毎月第一日曜日は無料(会期中では2月6日(日)・3月6日(日))
主催:和歌山県立博物館
住所:〒640-8137和歌山県和歌山市吹上1-4-14
TEL:073-436-8670
URL:和歌山県立博物館
長い海岸線、深い山と森、そして滔々たる川の流れ。雄大な自然環境のなか、和歌山県には高野山や熊野三山などの霊場をはじめ、住民が幾世代にもわたって祈りを捧げてきた寺社が各地の集落に受け継がれています。そしてそこには、数多くの仏像が伝えられています。
祈りの対象である仏像は、たとえ傷んだり壊れても修理を重ね、数百年、千年の時を超えて継承されてきました。それゆえに仏像は、人々の祈りの蓄積と、地域が経てきた歴史を物語ってくれる大切な文化財でもあるといえるのです。
和歌山県では、そうした仏像が盗難被害に遭う事例が増えています。背景には集落の人口減少や高齢化が進み、寺社の日常的な管理が難しくなっている状況があります。積極的な防犯対策を進めるとともに、人々の信仰と歴史の蓄積をものがたる大切な文化財を失わないための、これからの保護のあり方を模索していく必要があるでしょう。
この企画展では地域で守り継がれた仏像と、盗難被害に遭った仏像、そして県立和歌山工業高等学校・和歌山大学と連携して製作した「お身代わり仏像」を活用した保護の取り組みを紹介し、文化財をみんなで守るこれからのあり方について考える機会とします。
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