品川亮「踏青」日本橋三越本店

踏青図 2022年 175.0×300.0㎝ 和紙に岩絵具、墨、アクリル、膠、金箔、木製パネル

名称:品川亮「踏青」日本橋三越本店
会期:2022年3月16日(水) ~ 2022年3月28日(月) 最終日は午後5時閉場
会場:日本橋三越本店 本館6階 美術 コンテンポラリーギャラリー
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店

岩絵具や箔などの素材、大和絵、琳派、狩野派といった現代においても継承されている様式を引用しつつ、現代の日本人だからこそ表現することができる「日本の絵画」の可能性に挑戦し続けている品川氏。
日本は大陸よりもたらされた漢字を‟単純化”して「ひらがな」という独自の文化を作りあげました。それは日本独特の「型」に置き換えて「単純化」させるという行為に依るものです。その発想に着想を得た制作方法で描いた、モチーフの花の部分のみを単純化させた人気シリーズも展開。そこからさらに近年取り組んでいる、水墨画や書における筆致を引用しながら、西洋絵画に見られるブラシストロークを取り入れたシリーズの新作もあわせて発表いたします。計算された構図とダイナミックな筆致、そこにポップな現代的要素を取り入れてアップデートした作品は、「日本の絵画」の今後の方向性を示しています。
制度に厳密に従うことによってのみ存続している「日本画」。この「日本画」によって分断されてしまっ、江戸時代まで続く日本の絵画を再考できないかと考え、作品を制作しています。
日本の絵画は現代にどのようにつながるものだったのか、それはあくまでもローカルなものではあるけれど、今生きている僕にとってよりリアリティのある、本質的な絵画になりうるのではないか、と考えています。
(品川 亮)

品川 亮  RYO SHINAGAWA
1987 大阪府出身
個展
2021 LANDSCAPE (Oil by 美術手帖 ギャラリー / 東京)
2020 Nature’s first green is gold, (銀座 蔦屋書店/ 東京)
深海 (un petit garage / 東京)
GOLD, WHITE AND BLACK (AIR 賀茂なす / 京都)
2018 Apotic Utopia (Hotel Anteroom Kyoto / 京都)
2015 SHINAGAWA RYO solo exhibition (京都芸術的中心 / 京都)
グループ展
2021 じねんのいのち (CADAN 有楽町 / 東京)
2020 紫幹翠葉 (明治神宮ミュージアム / 東京)
VOLTA New York(Metropolitan West / ニューヨーク、アメリカ)
2019 アートフェア東京2019(東京国際フォーラム/東京)
ARTISTS’ FAIR KYOTO2018(同2018 / 京都文化博物館 / 京都)
One Art Taipei 2019 (台北西華飯店 / 台北、台湾)
2018 November Island (winwin art/高雄、台湾)
   One Art Taipei 2018 (台北西華飯店/台北、台湾)
Contemporary Talents of Japan (Ronin gallery / ニューヨーク、アメリカ)
京都府新鋭選抜展 2018(京都文化博物館 / 京都)
Spoon Art Show (KINTEX Exhibition Center / ソウル、韓国)
2017 刓、婉、完 (uJung gallery / ソウル、韓国)
Taiwan Annual (Taiwan Expo / 台北、台湾)
無紙境 (X gallery / 大連、中国)
insecure tied land (frees art space / 台北、台湾)
the international art exchange exhibition (HoMA / ソウル、韓国)
2016 じっと (anne mosseri-marlio galerie / バーゼル、スイス)
コレクション
建仁寺塔頭 両足院 (京都)
ZOZO株式会社 (千葉)
タイガー魔法瓶株式会社
ユニバーサルミュージック (東京)
日本航空株式会社 (東京)
和久傳 (京都)
下鴨茶寮 (京都)
軽井沢マリオットホテル (長野)
翠嵐 ラグジュアリーコレクションホテル京都 (京都)
ほか

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