「文化勲章受章記念 奥田小由女展ー元宋作品とともに」奥田元宋・小由女美術館

「文化勲章受章記念 奥田小由女展ー元宋作品とともに」奥田元宋・小由女美術館

名称:「文化勲章受章記念 奥田小由女展ー元宋作品とともに」奥田元宋・小由女美術館
会期:2022年4月29日(金・祝)~2022年6月14日(火)
  ※会期中の休館日 : 毎週水曜日(ただし5月4日は開館)
会場:奥田元宋・小由女美術館 企画展示室および常設展示室
開館時間:午前9時30分から午後5時
  ※5月16日(月)、6月14日(火)は満月の日のため21:00まで開館
  ※入場は閉館時間の30分前まで
入場料金
  一般 : 1,000(900)円
  高校・大学生 : 500(400)円
  中学生以下 : 無料
  ※( )内は20名以上の団体料金
  ※身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者健康福祉手帳をお持ちの方は観覧料無料
主催:奥田元宋・小由女美術館、三次市、三次市教育委員会、中国放送、中国新聞社
後援:広島県、広島県教育委員会
  広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、広島エフエム放送、
  FMちゅーピー76.6MHz、エフエムふくやま、尾道エフエム放送、
  FM東広島89.7MHz、三次ケーブルビジョン
住所:〒728-0023 広島県三次市東酒屋町10453番地6
TEL:0824-65-0010
URL:奥田元宋・小由女美術館

奥田小由女《或るページ》1972(昭和47)年 奥田元宋・小由女美術館蔵
奥田小由女《或るページ》1972(昭和47)年 奥田元宋・小由女美術館蔵

自由な発想による表現と伝統的で精緻な技法が共存する人形表現で、日展を中心に工芸造形界の第一人者として活躍を続ける作家・奥田小由女。1936年に大阪で生まれ、3才で広島県双三郡吉舎町(現在の三次市吉舎町)に転居、多感な少女時代を中国山地の自然豊かな地で過ごします。高校卒業後に上京し、人形の基礎を学びつつヨーロッパ各地の芸術に触れて感性を磨きました。光風会展、日本現代工芸美術展、日展を中心に作品を発表し、抽象的で斬新な造形スタイルを生みだします。さらに1976年に同郷の日本画家・奥田元宋と結婚、色を多用する作家のそばでの暮らしは作品にも影響を与え、色胡粉による抒情的な表現へと作風を変化させました。愛と夢が込められた作品は、近年では平和への強いメッセージとともに発表されています。
精力的な制作を続けるとともに、2014年からは日展の理事長に就任し長期にわたりその要職を務めています。これまでの功績から2020年には人形作家(工芸)として初めてとなる文化勲章を受章。夫・奥田元宋の1984年の文化勲章受章に続き、夫妻各々の受章は史上初のこととなります。これを記念し、奥田小由女の創作の軌跡を改めて振り返る大規模な回顧展として本展を開催します。白胡粉一色で仕上げられた「白の時代」と呼ばれる初期の作品群や、広島県に収められたレリーフ《天翔る賛歌》、本館所蔵の最大作となる《月の別れ》などの大作、日展に出品された近年の代表作(当館初公開作品を含む)など一堂にご紹介します。また、夫である日本画家・奥田元宋の代表作をともに展示し、同じ原風景を持ちつつ、人形と絵画というそれぞれの芸術表現を追求し、高めあった夫婦二人の足跡を辿ります。

奥田小由女《蓮華》1999(平成11)年 奥田元宋・小由女美術館蔵
奥田小由女《蓮華》1999(平成11)年 奥田元宋・小由女美術館蔵
奥田小由女《海からの生還》2017(平成29)年
奥田小由女《海からの生還》2017(平成29)年
奥田元宋《盲女と花》1938(昭和13)年 京都市美術館蔵
奥田元宋《盲女と花》1938(昭和13)年 京都市美術館蔵
奥田元宋《磐梯》1962(昭和37)年 東京国立近代美術館
奥田元宋《磐梯》1962(昭和37)年 東京国立近代美術館
奥田元宋《秋巒真如》1977(昭和52)年 広島県立美術館蔵
奥田元宋《秋巒真如》1977(昭和52)年 広島県立美術館蔵

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る