名称:小宮知久 「SEIRÊNES」コ本や
会期:2022年4月29日(金)~2022年5月8日(日)
開場時間:12:30〜20:00
休館日:月曜 月曜日が祝日の場合は月曜日開館し翌日休館
入場料:無料
会場:コ本や
住所:〒171-0014 東京都豊島区池袋2-24-2 メゾン旭2F
TEL:03-6907-2239
URL:コ本や
作曲家の小宮知久は、演奏家の身体性を考察するために、自動生成される楽譜を初見で歌うメディア・パフォーマンス作品《VOX-AUTOPOIESIS》を2015年より手がけてきました。楽譜を生成するアルゴリズムを自ら構築して、演奏家が歌うことで楽譜が生成されていく再帰的な作品をシリーズ作品で発表しています。歌唱プロセスが際限なく繰り返されることで、演奏とは何か、また楽譜とは何かを投げかける作品として評価されてきました。小宮作品は作曲自体への問いであり、一人の奏者、複数の奏者、ソーシャルメディアを介するもの、インタラクションが錯綜するものと、さまざまな形態によって試行を重ねて発表してきました。
今回の「SEIRÊNES」展では、《VOX-AUTOPOIESIS》シリーズを初めての展示形式として映像インスタレーションで発表します。本展は、演奏家から発せられる声が映像と同期する2画面の映像作品、録音された声がリアルタイムに処理するピッチシフトによって半永久的に歌い続けるインスタレーションの2作品で構成されています。小宮が主題としてきた「新たな生成」を上演作品の映像化によって探究する試みの個展です。「声」と「楽譜」の関係性に「空間」を条件に加えることで、演奏家をめぐる身体性についての議論を広げる作品をめざしています。会期中は会場やオンラインを介してのパフォーマンスも行い、展示と上演が複層化する生成を発表するイベントも予定しています。
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