「平戸松山窯 三川内焼(長崎)」THE COVER NIPPON

「平戸松山窯 三川内焼(長崎)」THE COVER NIPPON

名称:「平戸松山窯 三川内焼(長崎)」THE COVER NIPPON
会期:2024年4月1日(月)〜2024年5月31日(金】
開館時間:11:00 〜 20:00
入場料:無料
会場:THE COVER NIPPON
住所:〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-3 東京ミッドタウンガレリア3F E-0305
TEL:03-5413-0658
URL:THE COVER NIPPON

江戸初期に設置された平戸藩の御用窯の流れを汲む、三川内焼窯元。先人陶工たちにより今に受け継がれた技術を守り、染付・白磁にこだわり。常に新しい三川内焼を牽引しています。
三川内焼は、十六世紀末 当時の平戸藩主松浦鎮信公が、「朝鮮の役」の時 平戸に連れ帰った陶工達に焼き物を作らせたのが始まりとされます。そのため三川内焼は別名平戸焼といわれます。その後、良質の陶土を求めて陶工達がたどり着いたのが、長崎県佐世保市の三川内です。
三川内天満宮に祀(まつ)られる「高麗媼(こうらいばば)」を祖先とし、その流れを脈々と今に引き継いでいます。江戸時代以来、みかわち焼を代表する唐子の器をつくり続けてきた窯元です。
松山窯の得意とする絵柄は、ふっくらとした愛らしい唐子絵、細密な青海波文様、モダンな唐草文様等がありますが、「新しい伝統」も着実に育まれています。
伝統的な「献上唐子」を描いてきた一方で、現代に受け入れられる「創作唐子」や、陰刻と染付の意匠豊かな作品なども生まれています。また、細工も得意とし、獅子や象、唐子など古典のモチーフを新たな視点で生き生きと蘇らせています。
平戸松山窯の作品の主流は『染付』です。染付とは、焼物の焼成前の生地に焼き上げると藍色に発色する「呉須」を用いて絵を描く技法です。青一色で、人間の表情や草木の瑞々しさを表現しなければならないため、細やかで熟練した描写技術が必要とされます。

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