名称:「スイス プチ・パレ美術館展 印象派からエコール・ド・パリへ」SOMPO美術館
会期: 2022年7月13日(水)〜2022年10月10日(月・祝)
会場:SOMPO美術館
時間:10:00〜18:00 (最終入場時間 17:30)
休館日:月曜日 ただし7月18日、9月19日、10月10日は開館
観覧料:一般 1,600円
大学生 1,100円
高校生以下 無料
※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳をお持ちの方は本人とその介助者1名は無料、被爆者健康手帳をお持ちの方は本人のみ無料
住所:〒160-8338東京都新宿区西新宿1-26-1
TEL:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL:SOMPO美術館
スイスのジュネーヴにあるプチ・パレ美術館が収蔵する19世紀後半から20世紀前半にかけてのフランス近代絵画を紹介する展覧会です。創設者である実業家オスカー・ゲーズ氏は熱心な美術蒐集家であり、1968年にプチ・パレ美術館を開設し、そのコレクションを公開しました。プチ・パレ美術館は創設者の逝去後、現在まで休館しており、同館の収蔵品展が日本で開催されるのは約30年ぶりのことです。
プチ・パレ美術館は、ルノワールやユトリロといった有名な作家に加えて、あまり知られていなかった画家たちによる優れた絵画も数多く収蔵しています。世紀転換期のパリでは、印象派や新印象派、ナビ派、フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリなどのさまざまな絵画運動が生まれ、絵画における実験的な表現方法が探究されました。
本展覧会は、そのようなフランス近代絵画の流れを、38名の画家による油彩画65点という充実したラインナップによって展望するものです。
スイス プチ・パレ美術館について
スイス、ジュネーヴにあるプチ・パレ美術館は、1968年に実業家オスカー・ゲーズ氏(1905-1998)のコレクションを公開することを目的に設立されました。欧米で工業用ゴム製造の事業を展開し、成功したゲーズ氏は、事業経営のかたわらで美術品の蒐集を始めました。1950年代、相次いで家族を失ったことをきっかけに、ゲーズ氏は事業を売却し、その情熱を美術に傾けるようになりました。
このコレクションは、19世紀末から20世紀初めにパリで制作されたフランス近代絵画を中心としています。そこには、もっぱら自身の審美眼により作品を選んだゲーズ氏の信念が強く反映されています。有名な画家の高価な作品を集めるのではなく、過小評価されてきた画家たちを発見し、世に出すことに責任感を見出したのです。また、ユダヤ系のゲーズ氏は二度の世界大戦を経験し、波乱に満ちた人生を送りました。それゆえ、プチ・パレ美術館の活動の基盤として、「平和に奉仕する芸術」という信条が掲げられています。
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