市制90周年記念 工藤麻紀子展「花が咲いて存在に気が付くみたいな」平塚市美術館

市制90周年記念 工藤麻紀子展「花が咲いて存在に気が付くみたいな」平塚市美術館

名称:市制90周年記念 工藤麻紀子展「花が咲いて存在に気が付くみたいな」平塚市美術館
会期:2022年7月9日(土曜日)~9月11日(日曜日)
開館時間:9時30分~17時(入場は16時30分まで)
休館日:月曜日(ただし7月18日は開館)、7月19日
観覧料金:一般800円/高大生500円
   ※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
   ※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1 名は無料
   ※65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は2割引 (年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
主催:平塚市美術館
協賛:神奈川中央交通株式会社
特別協力:小山登美夫ギャラリー
住所:〒254-0073神奈川県平塚市西八幡1-3-3
TEL:0463-35-2111
URL:平塚市美術館

市制90周年記念 工藤麻紀子展「花が咲いて存在に気が付くみたいな」平塚市美術館
市制90周年記念 工藤麻紀子展「花が咲いて存在に気が付くみたいな」平塚市美術館

工藤麻紀子(1978-)は、青森県生まれ、2002年に女子美術大学油画科を卒業し、個展を中心に活動を続けている。大学在学中より注目され、コンテンポラリーの絵画を紹介するグループ展でも継続的に取り上げられるなど、日本のアートシーンを語るうえで欠かせない画家のひとりに数えられる。
工藤は色面による構成と装飾的な表現により、日常の生活を題材にした心象風景を描いてきた。デビュー当初は鮮やかな色彩とポップなイメージを強調した作風で海外からも関心を集めた。近年は色調が抑えられる傾向にあるものの、視点を混在させた構図やコラージュのようなモチーフの配置など、画面の構成力には卓越した技術を見て取れる。
身近な出来事に対する思いを作品に投影させる描き方は初期から一貫したもので、画面には普段の生活で見聞きしたもの、住む土地や記憶が一体となって、夢の中のような混沌とした風景が広がっている。同時に、作品を見る人にとって、記憶にある風景や出来事を呼び覚ます、親密さとストーリー性も有している。
こうした特徴をもつ工藤の作品は、コンテンポラリーの絵画に馴染みのない人をふくめ、作品をじっくりと見ることの楽しさや発見をともなう体験となるであろう。
以前に平塚市内にアトリエをかまえたこともある工藤にとって、本展は国内美術館での初の個展となり、インスタレーション作品を含む新作、旧作により現在までの活動を紹介する。

市制90周年記念 工藤麻紀子展「花が咲いて存在に気が付くみたいな」平塚市美術館
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