名称:「山伏-佐久の修験 大井法華堂の世界-」長野県立歴史館
会期:2022年7月9日(土曜日)~8月21日(日曜日)
休館日:月曜日(ただし7月18日は開館)7月19日(火曜日)・8月12日(金曜日)
住所:〒387-0007長野県千曲市屋代清水260-6
TEL:026-274-2000
URL:長野県立歴史館
当館へ寄贈された大井法華堂文書は、中世の修験道場として著名な大井法華堂に関わる中世文書40点を含む4400点余りの一大文書群です。修験道寺院の文書は、明治時代初期に修験が廃止されたことから、これだけの量がまとまって残ることは稀有であるといえます。
信濃国は山岳地帯で、古くから山岳信仰の盛んな地域で知られています。奈良時代の終わりから平安時代にかけて、山林で修行する僧によって広められた山岳信仰は、わが国の古代社会において独自の発展を遂げた信仰形態のひとつです。善光寺信仰や諏訪信仰も山岳信仰の影響を色濃く受けています。とくに厳しい自然環境を対象とした信仰は、やがて修験道へと展開しています。大井法華堂は室町時代には京都聖護院門跡を中心とする本山派の佐久・小県地方の修験の道場として認められています。
現在では余りなじみのない修験道という信仰を、自然への畏敬の念と共生を大切にする信仰として位置づけ、展示を通じて中世の地域信仰のようすをあきらかにします。
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