名称:「野田弘志 真理のリアリズム」姫路市立美術館
会期:2022年7月2日(土曜日)- 9月4日(日曜日)
※会期中、一部作品に展示替えあり。
前期展示:7月2日(土曜日)-8月7日(日曜日)、
後期展示:8月9日(火曜日)-9月4日(日曜日)
開館時間:10時 - 17時(入場は16時30分まで)
休館日:月曜日(但し7月18日は開館)、7月19日(火曜日)
観覧料:一般1200(1000)円
大学・高校生600(400)円
中学・小学生200(100)円
※( )内は20人以上の団体料金
※同展入場券で常設展示室もご覧いただけます。
会場:姫路市立美術館 企画展示室
主催:姫路市立美術館、朝日新聞社
後援:神戸新聞社、産経新聞社神戸総局、サンテレビジョン、播磨時報社、 播磨リビング新聞社、姫路ケーブルテレビ、姫路シティFM21、毎日新聞姫路支局、読売新聞姫路支局、ラジオ関西 (※50音順)
住所:〒670-0012兵庫県姫路市本町68-25
TEL:079-222-2288
URL:姫路市立美術館
野田弘志(1936-)は現代日本を代表するリアリズム(写実主義)画家です。父の仕事の関係で戦前の韓国全羅南道に生まれ、少年時代を広島県福山市、愛知県豊橋市などで過ごしました。東京藝術大学油画科(小磯良平教室)を卒業後は一時期、広告会社でイラストレーターとして勤務しましたが、1970年代初頭、30歳代より画家として本格的に活動を始めます。
その作品は一貫してリアリズムを追求したもので、人物・静物・風景いずれも対象を凝視し存在そのものを永遠に画面の中に閉じ込めたかのような絵画といえます。現在は北海道・洞爺湖を望む原生林の中に構えたアトリエにおいて日夜制作に没頭する孤高の日々を送り、傘寿を超えてなお写実画壇を牽引し続けています。
本展は、野田の最初期から近作まで各年代と作風を網羅すべく代表作を選りすぐり、初公開となる作品も含め、内容・規模ともにこれまでにない回顧展を試みるものです。自身のスタイルを模索している途上であった学生時代の作品、広告会社時代のイラストやデザイン、画壇に鮮烈なデビューを果たした頃の黒を背景とした細密な静物画(黒の時代)から、野田の名が一般に広く知られる契機となった新聞連載小説の挿絵原画、骨あるいは生ける一人の人間を描き独自の死生感を示した大作(TOKIJIKU/THEシリーズ)、そして近年手掛ける等身大の人物肖像画(聖なるもの/崇高なるものシリーズ)などを一堂に展観することで野田弘志の画業の全容を俯瞰し、その真価を検証します。
出品点数: 油彩画・鉛筆画など約200点および印刷資料一式(展示替えを入れたのべ点数、予定)
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