「池大雅と玉瀾」京都府京都文化博物館

「池大雅と玉瀾」京都府京都文化博物館

名称:「池大雅と玉瀾」京都府京都文化博物館
会期:2022年8月13日(土)~2022年10月10日(月・祝)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌日休館)
   ※9月15日(木)~ 22日(木)は臨時休館につき休室
会場:京都文化博物館 2階展示室
開室時間:10:00~19:30(入場は閉室の30分前まで)
入場料:一般・大学生500円(400円)、大学生400円(320円)、高校生以下無料
   ※上記料金で3階フィルムシアターもご覧いただけます。(催事により有料の場合あり)
主催:京都府、京都文化博物館
住所:〒604-8183京都府京都市中京区三条高倉
TEL:075-222-0888
URL:京都府京都文化博物館

玉瀾 和歌草稿「泉、葵」京都府蔵(京都文化博物館管理) 池大雅美術館コレクション
玉瀾 和歌草稿「泉、葵」京都府蔵(京都文化博物館管理) 池大雅美術館コレクション

 池大雅(1723~1776)は、近世日本の文人画を代表する巨匠の一人です。大雅が生を受けたのは、江戸幕府成立100年を経て、社会・経済が十分に成熟した江戸時代中期の京都。好奇心旺盛で学識に溢れたこの都市の住人に囲まれ、少年時代から書画に才能を発揮した大雅は、同時代の最新のモードであった中国の文人文化に大きな興味と憧れを抱き、書画家としての人生を歩み始めます。諸国を歴訪して見聞を深め、古今の漢詩、学問に触れ、まだ見ぬ大陸への憧れを自由でおおらかな独特の筆さばきで表現しました。その作品は個性的なもので、新たな文化を貪欲に求めていたこの時代に多くの支持者を集めました。
 一方、彼自身は世俗の名利を意に介すること無く、古の君子、詩人のごとく雅・高潔さを追い求めたと伝えられています。文人画家として自らの個性を確立した大雅、そしてその生き方を喜んで支えた人々。大雅の生き方とその芸術作品は、まさしく18世紀の近世社会が産み出した豊かさを物語るものです。
 本展示では、池大雅美術館より寄贈され、現在京都府が収蔵する池大雅のすぐれた書画や関連資料の数々をご覧頂きます。

池大雅 和歌「寄鳥恋、橋辺霞」京都府蔵(京都文化博物館管理) 池大雅美術館コレクション
池大雅 和歌「寄鳥恋、橋辺霞」京都府蔵(京都文化博物館管理) 池大雅美術館コレクション

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