企画展「新版画 進化系UKIYO-Eの美」千葉市美術館

企画展「新版画 進化系UKIYO-Eの美」千葉市美術館

名称:企画展「新版画 進化系UKIYO-Eの美」千葉市美術館
会期:2022年9月14日[水] – 11月3日[木・祝]
休館日:10月3日[月]
休室日:10月11日[火]
観覧料:一般1,200円(960円) 大学生700円(560円) 小・中学生、高校生無料
  ※( )内は前売券、および市内在住65歳以上の料金
  ※障害者手帳をお持ちの方とその介護者1名は無料
  ※前売券はミュージアムショップ、ローソンチケット[Lコード:34804]、セブンイレブン[セブンチケット]にて2022年9月13日まで販売(9月14日以降は当日券販売)。
  ◎10月18日(火)は「市民の日」につき観覧無料。
  ◎本展チケットで5階常設展示室「千葉市美術館コレクション選」もご覧いただけます。
  ※割引の併用はできません
主催:千葉市美術館、日本経済新聞社
住所:〒260-0013千葉県千葉市中央区中央3-10-8
TEL:043-221-2311
URL:千葉市美術館

企画展「新版画 進化系UKIYO-Eの美」千葉市美術館
企画展「新版画 進化系UKIYO-Eの美」千葉市美術館

新版画とは、江戸時代に目覚ましい進化を遂げた浮世絵版画の技と美意識を継承すべく、大正初年から昭和のはじめにかけて興隆したジャンルです。伝統的な彫りや摺りの技術に、同時代の画家による清新な表現を合わせようとした版元・渡邊庄三郎(1885-1962)の試みに始まりますが、昭和に入っていくつもの版元が参入し、大きな流れとなりました。
この展覧会では、千葉市美術館が誇る新版画コレクションから、その歴史を通覧します。橋口五葉の《浴場の女》や伊東深水の《対鏡》といった最初期の初々しい名作から、川瀬巴水の情感豊かな日本風景や吉田博の精緻な外国風景、山村耕花や吉川観方による個性的な役者絵を経て、昭和初期のモガ(モダンガール)を鮮烈に描いた小早川清のシリーズ《近代時世粧》に至る、新版画の成立から発展型への歴史を約190点の作品によってたどります。
昨年から東京・大阪・山口を巡回した展覧会の最終展観となる千葉会場では、新版画の先駆ともいうべき、明治末期に来日して日本の職人とともに木版画を制作したヘレン・ハイドとバーサ・ラムの作品約50点もあわせてご覧いただきます。美人・風景・役者各ジャンルの花形作家たちの競演を、伝統技術の粋と革新的な表現の煌びやかな融合を、ぜひご堪能ください。

橋口五葉《化粧の女》大正7年(1918) 千葉市美術館蔵
橋口五葉《化粧の女》大正7年(1918) 千葉市美術館蔵
川瀬巴水《東京十二ヶ月 谷中の夕映》大正10年(1921) 千葉市美術館蔵
川瀬巴水《東京十二ヶ月 谷中の夕映》大正10年(1921) 千葉市美術館蔵
小早川清《近代時世粧ノ内一 ほろ酔ひ》昭和5年(1930)千葉市美術館蔵
小早川清《近代時世粧ノ内一 ほろ酔ひ》昭和5年(1930)千葉市美術館蔵
吉田博《大原海岸》昭和3年(1928)千葉市美術館蔵
吉田博《大原海岸》昭和3年(1928)千葉市美術館蔵
エリザベス・キース《藍と白》大正14年(1925)千葉市美術館蔵
エリザベス・キース《藍と白》大正14年(1925)千葉市美術館蔵
山村耕花《踊り 上海ニューカルトン所見》大正13年(1924)千葉市美術館蔵
山村耕花《踊り 上海ニューカルトン所見》大正13年(1924)千葉市美術館蔵
ヘレン・ハイド 《入浴》 明治38年(1905) 千葉市美術館蔵
ヘレン・ハイド 《入浴》 明治38年(1905) 千葉市美術館蔵
バーサ・ラム 《川面にて》 明治45年(1912) 千葉市美術館蔵
バーサ・ラム 《川面にて》 明治45年(1912) 千葉市美術館蔵

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