「明日の工藝 第22回岡田茂吉賞」MOA美術館

城間栄市 琉球紅型着物「波の歌」2021年

名称:「明日の工藝 第22回岡田茂吉賞」MOA美術館
会期:2022年10月07日(金) – 2022年10月25日(火)
会場:MOA美術館
時間:9:30〜16:30 (最終入場時間 16:00)
休館日:木曜日 
住所:〒413-8511静岡県熱海市桃山町26-2
TEL:0557-84-2511
URL:MOA美術館

岡田茂吉賞は、創設以来、現代日本工芸の最前線で活躍する作家の顕彰に努めてきました。第22回を迎える本賞は、わが国美術界の第一線で活躍する有識者、研究者に選考委員として就任いただき、現在最も活躍している若手工芸家 8 名を受賞候補に推薦していただきました。厳正な審査の結果、大賞に、琉球紅型の城間栄市氏を選考しました。本展は明日の工藝を担う8名の若手作家の作品を紹介致します。

城間栄市 琉球紅型着物「波の歌」2021年
大賞 城間栄市 琉球紅型着物「波の歌」2021年

琉球王朝時代から続く紅型三宗家の城間家に生まれる。20代に東南アジアを旅する中で、紅型に自己のアイデンティティを見出し、城間家16代として紅型の革新に取り組んでいる。「藍型」を基調とする伝統を継承しながら、沖縄の海に関わる生き物をモチーフに新たな意匠を取り入れた紅型を発表している。
城間栄市 略歴
1977 城間びんがた工房15代城間栄順の長男として沖縄県那覇市に生まれる
2003 インドネシア・ジョグジャカルタ特別州にて2年間バティックを学ぶ
2011 沖展 沖展賞
第58回日本伝統工芸展 初入選
2012 第47回西部伝統工芸展 福岡市長賞
2014 第49回西部伝統工芸展 奨励賞
2015 第62回日本伝統工芸展 日本工芸会新人賞 正会員推挙
2021 第55回西部伝統工芸展 沖縄タイムス社賞 
現在 城間びんがた工房 16代 城間びんがた工房 代表
日本工芸会正会員
沖展染色部門審査員
沖縄県立芸大 非常勤講師
沖縄大学 非常勤講師

招待作家

津金日人夢 青瓷平壺 ―水天彷彿― 2021年
津金日人夢 青瓷平壺 ―水天彷彿― 2021年

津金日人夢 略歴
1973 熊本県に生まれる
1993 佐賀県立有田窯業大学校ロクロ科修了
2003 中国汝窯など宋代古窯踏査
2005 第52回日本伝統工芸展入選(以後16回入選)
2007 「青瓷壺」 宮内庁お買い上げ
2010 第45回西部伝統工芸展 日本工芸会賞(以後9回受賞)
2011 中国南宋官窯、修内寺窯など視察
2014 現代茶陶展TOKI織部優秀賞受賞
青磁のいま展(東京国立近代美術館工芸館他)
2020 国立工芸館石川移転開業記念事業にて作家12人に選抜(作品買い上げ)
青か白か-青磁×白磁×青白磁展(茨城陶芸美術館)
2021 第9回菊池ビエンナーレ 奨励賞
2022 未来へつなぐ陶芸伝統工芸のチカラ展(パナソニック汐留美術館 他)

審査委員
小笠原小枝 日本女子大学名誉教授
河合 正朝 美術史家・慶應義塾大学名誉教授
中田 英寿 国立工芸館名誉館長
室瀬 和美 漆芸作家・重要無形文化財保持者・公益社団法人日本工芸会副理事長
内田 篤呉 MOA美術館館長
(敬称略)

選考委員
小山弓弦葉 東京国立博物館工芸室長
唐澤 昌宏 国立工芸館館長
黒川 廣子 東京藝術大学大学美術館 館長
近藤都代子 東京藝術大学非常勤講師
佐々木正直 群馬県立館林美術館特別館長
原田 一敏 ふくやま美術館館長
モニカ・ビンチク メトロポリタン美術館 アジア美術部学芸員
矢代 勝也 MOA美術館 学芸部長
(五十音順)(敬称略)

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る