小企画「竹 モダーン」益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子

横田峰斎《煤竹組花籃》 1960年代

名称:小企画「竹 モダーン」益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子
会期:2022年10月2日(日)-12月11日(日) 
会場:益子陶芸美術館2階展示室
休館日:月曜日(祝休日の場合は翌日)
住所:〒321-4217栃木県芳賀郡益子町大字益子3021
TEL:0285-72-7555
URL:益子陶芸美術館/陶芸メッセ・益子

横田峰斎《片手付透花籃》 1960年代
横田峰斎《片手付透花籃》 1960年代

飯塚琅玕斎(1890-1958)は唐物や技巧に偏った旧来の竹工にとどまらず、芸術としての竹工芸をめざしました。1933年に来日したドイツ人建築家のブルーノ・タウト(1880-1938)は日本文化について考察する中で竹工芸にも着目し、西の田辺竹雲斎に対し東の琅玕斎とした上で、「竹雲斎は『用』の目的に應じて形を作り、琅玕斎は逆の行きかたをする」と述べ、琅玕斎の行きかたを「モダン」と呼びました。現在ではモダンな竹工芸家の代表格と目される琅玕斎ですが、彼の後にもモダンな作風の竹工芸家が多数登場しています。本展ではそのモダンな作品について、横田峰斎(1899-1975)の作品を中心に紹介します。峰斎は第二次世界大戦前の1940年代前半、フランスの建築家でデザイナー、シャルロット・ペリアンの招きで渡独し、作品制作に協力しました。峰斎による手付きの水注形花生や蓋付きの茶籠は、ピッチャーやバスケットなどを想起させ、西欧の器物の風合いをまとっています。竹の幹をそのまま水注の首に用いたり、しなやかな曲線のみで構成したりと、竹ならではの特性を生かした多様な造形をお楽しみください。
(公式ウェブサイトより)

横田峰斎《煤竹組花籃》 1960年代
横田峰斎《煤竹組花籃》 1960年代

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