第3期所蔵品展「蝶を追いかけて/#みまのめ〈VOL.8〉」mima 北海道立三岸好太郎美術館

三岸好太郎《海洋を渡る蝶》(筆彩素描集『蝶と貝殻』より)1934年

名称:第3期所蔵品展「蝶を追いかけ#みまのめ〈VOL.8〉て」mima 北海道立三岸好太郎美術館
会期:2022年10月8日(土)~12月4日(日)
開館時間:午前9時30分~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:月曜日、10/11(火) *10/10、11/7の月曜は開館
観覧料:一般510(420)円、高大生250(170)円、中学生以下、65歳以上、障害者手帳をお持ちの方等は無料
   *( )内は10名以上の団体料金。
   *高校生は、土曜日ならびに学校の活動での利用は無料。
住所:北海道札幌市中央区北2条西15丁目
TEL:011-644-8901
URL:mima 北海道立三岸好太郎美術館

三岸好太郎《飛ぶ蝶》1934年 北海道立三
三岸好太郎《飛ぶ蝶》1934年 北海道立三

三岸好太郎が最晩年に集中して描いたのが、〈蝶〉と〈貝殻〉をモチーフとする幻想的な作品群でした。その夢想・幻惑の世界と、そこにいたるまでの画家の変転の軌跡をたどります。あわせて様々な美術作品に見られる蝶のモチーフも参考紹介します。
蝶を追いかけて 
(展示室1F)
札幌に生まれ、鋭敏な感性で次々と詩情に満ちた作品を生み出しつづけ、大正末から昭和初期の美術界でひときわ輝いた画家・三岸好太郎(1903-1934)。31歳という夭折の生涯のなか、最晩年に集中して描いたのが、〈蝶〉と〈貝殻〉をモチーフとする幻想的な作品群でした。
花と戯れ、貝と遊び、雲上にはばたき、海を渡る…。さらにはピンをはねのけ自由へと飛び立つ。そんな蝶のきらめく姿に、画家は何を探し求めたのでしょうか。
本展では、三岸がたどりついた夢想・幻惑の世界と、そこにいたるまでの変転の軌跡をたどります。あわせて様々な美術作品に見られる蝶のモチーフも参考紹介。

三岸好太郎《リボン》1934年頃
三岸好太郎《リボン》1934年頃
三岸好太郎《花ト蝶》1932年
三岸好太郎《花ト蝶》1932年
三岸好太郎《貝殻と蝶》1934年
三岸好太郎《貝殻と蝶》1934年
三岸好太郎《雲の上の蛾》1934年
三岸好太郎《雲の上の蛾》1934年
三岸好太郎《ヒマラヤ杉と蝶》(筆彩素描集『蝶と貝殻』より)1934年
三岸好太郎《ヒマラヤ杉と蝶》(筆彩素描集『蝶と貝殻』より)1934年
三岸好太郎《海洋を渡る蝶》(筆彩素描集『蝶と貝殻』より)1934年
三岸好太郎《海洋を渡る蝶》(筆彩素描集『蝶と貝殻』より)1934年

アート・ギャラリー北海道「mima-no-me #みまのめ〈VOL.8〉」  (展示室2F)
北海道ゆかりの若い作家を紹介するシリーズ企画8回目。
今年は20代から30代の4名の作家を紹介、新鮮な感覚と多彩な表現に光をあてます。
拡散、収束を繰り返す放射状の形態をさまざまな支持体に描き出し、命の蠢きや、宇宙の広がりを感じさせる空間を表現する石川潤。
作家が感じた不思議さ不気味さを可愛らしいキャラクターに託して表現する小林龍一。
ふとした日常の片隅に人の痕跡を感じ、緻密な描写で描き上げる仲村うてな。
リアルに描かれた人物を中心に画家が日常で遭遇した様々な事象や心情を風景として織り込む安田祐子。
いずれの作家もそれぞれの表現を掘り下げて、活躍の場を広げつつあります。本展を通して、才能ある若い芸術家の「今」をご覧いただければ幸いです。

石川潤《キセツの境界》2021年
石川潤《キセツの境界》2021年
小林龍一《deer》2022年
小林龍一《deer》2022年
仲村うてな《存在/虚と実》2021年
仲村うてな《存在/虚と実》2021年
安田祐子《いつか儚い空》2022年
安田祐子《いつか儚い空》2022年

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