「デジタル骨董展ーこれからの価値と所有を考えるー」BE AT TOKYO

「デジタル骨董展ーこれからの価値と所有を考えるー」BE AT TOKYO

名称:「デジタル骨董展ーこれからの価値と所有を考えるー」BE AT TOKYO
会期:2022年10月29日(土)~2022年11月13日(日)
開館時間:11:00 〜 20:00
入場料:無料
主催:BE AT TOKYO
企画プロデュース:有國恵介(BE AT TOKYO/FLOWPLATEAUX)
企画・編集:桜井祐(TISSUE Inc.)、塚田有那(一般社団法人Whole Universe)
監修:鞍田崇(哲学者)、加藤明洋(アーティスト・エンジニア)
協力:吉田真一郎(近世麻布研究所)
空間デザイン:赤羽伸哉
アートディレクター:畑ユリエ
住所:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前1-11-6 ラフォーレ原宿6F
TEL:03-4400-6716
URL:BE AT TOKYO 

『デジタル骨董』というなんとも不思議な言葉が浮かんだのは、昨今のNFTアート市場の動向を横目に見ながら、「100年後には画像データをあたかも骨董品のよに愛でているのかもしれない」と思ったことがきっかけだった。従来、「物理的な所有が可能か」という点において、対極に位置していた骨董品とデジタルアート。しかし近年、ブロックチェーン技術の発達に伴い、コピーが容易なデジタルデータに対して唯一無二な資産的価値を付与する「NFT(Non-Fungible Token: 非代替性トークン)」が社会実装され、デジタルアートは「いつ、誰が」所有してきたかを明確に証明することが可能となった。
これは、愛好家によって代々継承されることで価値が形成されてきた「骨董」とデジタルアートも同じ土俵に立てることを意味しているのではないか。だとすれば、日々生み出される無数の画像データですらも、未来の骨董品になりうるのかもしない。とはいえ、千利休や豊臣秀吉が生きた時代には、一国一城の価値があるとも讃えられた「茶器」などと比べて、「画像データ」は果たして本当に同様の価値を生み出すのだろうか。時代の潮流によって一時的に高騰しているとも見えるNFTアートの市場は果たして、本当に価値あるモノとして未来へ継承されるのか。
本展は、これからの「価値」と「所有」が果たしてどこへ向かうのかを考察する展覧会である。これまで、モノの価値がどのように変化してきたかの歴史を振り返りながら、NFTによるデジタルデータの「希少性の担保」と「所有者の明確化」が可能となった現代を時代の境目と捉える。本展示で問いかけるのは、「価値とは何か。」という人類の営みの本質である。
アーティスト
exonemo、加藤明洋、HUMAN AWESOME ERROR、藤幡正樹、高尾俊介 他

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

ページ上部へ戻る