名称:特別展「甲斐の勇者─その原像を探る─」山梨県立考古博物館
会期:令和4年9月28日(水曜日)~11月23日(水曜日・祝日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館の受付は午後4時30分まで)
休館日:月曜日(10月10日は開館)
会場:山梨県立考古博物館
観覧料:特別展観覧券:600円(20名以上の団体は480円)
常設展観覧券:220円(20名以上の団体は170円)
特別展・常設展のセット観覧券:650円(団体料金はありません)
主催:山梨県立考古博物館
協力(五十音順):
市川三郷町教育委員会、大阪大学考古学研究室、大阪大学人文学部、甲斐市教育委員会、群馬県、群馬県立歴史博物館、公益財団法人群馬県埋蔵文化財調査事業団、公益財団法人山梨文化財研究所、甲府市教育委員会、国土交通省国土地理院、五條市教育委員会、埼玉県教育委員会、埼玉県さきたま史跡の博物館、帝京大学文化財研究所、東京国立博物館、東京大学総合研究博物館、奈良国立博物館、奈良文化財研究所、笛吹市教育委員会、富士山かぐや姫ミュージアム、富士市教育委員会、文化庁、山梨県立博物館、山梨県埋蔵文化財センター、山梨中銀金融資料館
後援:山梨日日新聞社、山梨放送、テレビ山梨、テレビ朝日甲府支局、株式会社エフエム富士、株式会社エフエム甲府、日本ネットワークサービス、朝日新聞甲府総局、毎日新聞甲府支局、読売新聞甲府支局、産経新聞甲府支局、山梨新報社、富士観光開発・富士グリーンテックグループ(山梨県曽根丘陵公園指定管理者)
住所:〒400-1508山梨県甲府市下曽根町923
TEL:055-266-3881
URL:山梨県立考古博物館
県立考古博物館では第39回特別展「甲斐の勇者─その原像を探る─」を開催いたします。
672年に勃発した天智天皇の皇位継承をめぐる古代日本最大の内乱である「壬申の乱」。奈良時代に成立した歴史書『日本書紀』には、大海人皇子(おおあまのみこ─後の天武天皇)方の騎兵として甲斐国から動員された人物として「甲斐の勇者(かいのたけきひと)」というわずか一言の記述があります。なぜか地名が冠されるこの人物は、敵将を打ち取る寸前まで追い詰めたことから記録されたものの、名前も不明で他に記録もないため、謎に包まれています。
一方、古墳時代後期・終末期の甲府盆地には、勇猛な武人として描かれた「甲斐の勇者」を彷彿とさせる武器や武具、馬具などの副葬品を納めた古墳が数多く築造されており、「甲斐の勇者」をはじめ他にも多くの騎馬・騎兵が存在していたことが知られています。これらの古墳から「甲斐の勇者」の墓を特定することは難しいですが、考古学的にはこれら古墳群の中に、その原像を垣間見ることができます。
本展では、山梨と各地の古墳出土品を比較しながら、「甲斐の勇者」の原像を探るとともに、古墳時代を通じての被葬者像とその歴史的背景について考えます。
また、会期中は記念講演会や展示にちなんだものづくり教室などの連携イベントを開催いたします。ぜひ本展のご観覧と合わせてご参加ください。
皆さまのご来館をお待ちしております。
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