特別展「茶 -加賀の茶道と茶業-(いしかわ百万石文化祭2023プレイベント)」小松市立博物館
名称:特別展「茶 -加賀の茶道と茶業-(いしかわ百万石文化祭2023プレイベント)」小松市立博物館
会期:2022年10月15日(土)~12月4日(日)
会場:小松市立博物館 (石川県小松市丸の内公園町19)
小松市立錦窯展示館(石川県小松市大文字町95-1)
休館日:水曜日(ただし11月23日は開館)、11月4日、11月24日
入館料:〈一般〉500円(こまつミュージアム・パス対応)/単館300円
〈高校生以下〉無料
主催:文化庁、厚生労働省、石川県、石川県教育委員会、いしかわ百万石文化祭2023実行委員会、いしかわ百万石文化祭2023小松市実行委員会、小松市博物館展覧会開催委員会、小松市立博物館、小松市立錦窯展示館
住所:〒923-0903石川県小松市丸の内公園町19
TEL:0761-22-0714
URL:小松市立博物館
加賀前田家は、利休に始まる千家とは深いつながりがあり、利家も利長も、利休の指南を受けた茶人でもありました。
加賀前田家三代利常は、慶安5(1652)年、利休の曽孫にあたる仙叟を茶堂として召し抱え、江戸から一緒に下向、小松城三の丸に屋敷を与えました。これを機に独り立ちし、宗室を名乗った仙叟は裏千家の流祖となり、このご縁で裏千家より贈られた茶室が「仙叟屋敷ならびに玄庵」です。
利常は茶の種を取り寄せ、小松の長谷部理右衛門に与え栽培を奨励しました。後に理右衛門から献上された金平産と瀬領産の茶それぞれに、利常は「金の薫」、「谷の音」と銘を与えています。茶の栽培は一帯に広まり、明治にかけて、加賀茶は一大産業となりました。現在も一部地域でその伝統が引き継がれていますが、茶葉を出荷した後、残った茎を焙じた「加賀棒茶」はその名残といえます。今ではペットボトルの「加賀棒茶」が全国に流通するに至っています。
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