名称:「一期と一絵」日本橋三越本店
会期:2022年12月14日(水) ~ 2022年12月19日(月)
会場:本館6階美術特選画廊 最終日午後5時終了
住所:〒103-8001 東京都中央区日本橋室町1-4-1
TEL: 03-3241-3311
URL: 日本橋三越本店
この度のグループ展「一期と一絵」の趣旨は、「一期一会」という言葉に由来しています。
元々は茶道の精神を説いた言葉で、「一期に一度の会」つまり今日の一会は一期(=一生)にただ一度の会であるから心を込めてもてなせ、という教えです。この言葉を引用し、作家にとっての「一期に一度の絵」を集めた展覧会を開催いたします。
「一期」とは即ちライフワーク、これまでの画業を振り返り、そしてまだ見えぬ未来でも描き続けるであろう、作家にとって重要なモチーフです。それに対して「一絵」の作品は一生に一度のモチーフです。だからこそ、ここで何を描くかによって作家自身の画業に対する捉え方や、制作にかける思いがより強く表れるのではないでしょうか。
各作家の「一期」と「一絵」を並べる形で発表することで自らの「画家」という生涯をいかに捉えているかが鮮明になるでしょう。
今回の展覧会は「一期一会」に則って、今回限りの展示となります。
そしてこの展示を通して、すべての展覧会や体験が本質的には「一期一会」であることを再認識していただければ幸甚です。ぜひご高覧賜り
ますようお願い申しあげます。
-出品作家-
青木 香織・泉 東臣・伊東 春香・岩﨑 絵里・北澤 龍・古家野 雄紀・坂根 輝美・塩崎 顕・ツジモト コウキ・松岡 歩・水島 篤・山﨑 鈴子・吉田 潤
※50音順・敬称略
私は「心情」がうつろいゆく姿に心惹かれる。
ひとひらの雲のように、刻々と姿を変える心情を「人物」を通して描きとめている。
画面上には我々が生きている「この世」の一部があるように思い、そこから垣間見える生命感こそ、絵画のもつ魅力ともいえるのではないだろうか。
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