名称:「向付 心躍る懐石のうつわ」サンリツ服部美術館
会期:2023年1月2日(月)― 3月5日(日)
休館日:祝日を除く月曜日(ただし、1月2日(月)は開館)
入館料:大人 1,000(900)円、小中学生400(350)円
*( )内は団体20名様以上の料金
住所:〒392-0027長野県諏訪市湖岸通り2-1-1
TEL:0266-57-3311
URL:サンリツ服部美術館
向付は食器の一つで、刺身や和え物などが盛られます。懐石では汁椀・飯椀とともに最初に登場し、その後は料理を取り分けるうつわとして使用されます。向付という名称は、膳の手前にある椀の向こう側にうつわが置かれたことからつけられました。
季節や茶会の趣向に合わせて選ばれる懐石道具のなかでも、向付のデザインは実に多彩です。料理の熱が冷めないよう蓋がついたものや動植物をかたどったもの、色彩豊かな文様が描かれたものなどがあります。黒漆塗りの膳や椀とともに出される意匠を凝らした向付を見た客は、これから振舞われる料理や道具組への期待に胸が膨らみます。そのため、向付は亭主が最も心入れをする懐石道具といわれています。
どのような料理が盛られ、どのような人々が茶会を楽しんでいたのかと想像しながらサンリツ服部美術館が所蔵する向付の数々をお楽しみください。
主な出品作品
黄瀬戸胴紐向付 桃山時代 16-17世紀
織部扇面向付 桃山時代 17世紀
色絵鳳凰文輪花皿(古九谷) 江戸時代 17世紀
色絵阿蘭陀四方向付 17-18世紀
鼠志野竹図向付 桃山時代 17世紀
志野四方向付 桃山時代 17世紀
染付海老文向付 中国・明時代 17世紀
天啓赤絵手付向付 中国・明時代 17世紀 ほか
(公式ウェブサイトより)
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