没後30周年記念「彫刻家・田中太郎のあゆみー愛しき木々」石川県七尾美術館
名称:没後30周年記念「彫刻家・田中太郎のあゆみー愛しき木々」石川県七尾美術館
会期:2023年2月25日(土)~4月23日(日)
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は4時30分まで)
休館日:毎週月曜日、3/22(水)
観覧料:一般350円(280円)、大高生280円(220円)、中学生以下無料
※( )は20名以上の団体料金
※「国民の祝日」は70歳以上の方は無料
住所:〒926-0855石川県七尾市小丸山台1-1
TEL:0767-53-1500
URL:石川県七尾美術館
2つのテーマを設け所蔵品より計70点を紹介する展覧会です。
テーマ1「愛しき木々」(第1展示室)
国土の2/3が森林とされる日本。私たちにとって「木」はとても身近な存在のひとつでしょう。桜や梅、紅葉といった木々を季節の折々に愛でたり、樹木の性質に着目し、例えば「松竹梅」のようにそこにおめでたい意味を見出したりと、私たちの生活を彩る重要な役割を果たしています。また、入手の容易さや豊富さ、加工のしやすさから、私たちは木を使って住居や家具、器や箸といった日用品など様々なものを制作してきました。
本テーマでは所蔵品から、「木」を題材・素材とした絵画や木工芸など24点を紹介。私たちの暮らしの中に根付く「木」の魅力に親しんでください。
テーマ2「没後30周年記念 彫刻家・田中太郎のあゆみ」(第2展示室)
田中太郎(1911~1992)は七尾駅前の長谷川等伯像「青雲」などを制作した七尾出身の彫刻家です。はじめ寺院建築の装飾彫刻を学びますが、その後上京して平櫛田中に師事、昭和11年(1936)の院展初入選を皮切りに主に同展で活躍しました。院展彫塑部解散後は粲々会や太平洋美術会などに活躍の場を移し、80歳で亡くなるまで出品を続けました。その作風は写実を基にした具象作品と不思議な精神性を想わせる抽象作品に大別でき、それぞれに異なる味わいがあります。
本展覧会では氏の没後30周年を記念して所蔵品展より46点を選抜、その業績を改めて振り返り、彫刻家としての「あゆみ」を紹介します。
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